お休み中なのに、色々あって。
基本的には『Kaien社長ブログ ~煉瓦の壁を越えるために~』の内容を紹介するのが良いと思うけど。
...これ、元々、変な主張をする集団が母体にあっての条例案だと思うのです。
今、大阪で話題になったのですけど、見るところ、埼玉県で同様な騒ぎがあったし、条例案に「県」という文言があったのが、かなり気になりますので、継続的に監視が必要な話題だと思います。
本来ないはずの「軽度発達障害」の文言があったのもかなり気になりますし...。
軽度発達障害 ==> 知的遅れのない発達障害という意味だろうが、これは誤解を招く(知的遅れがなくても問題が深刻な場合も当然あるのだが軽度というとそちらのほうがよりよいような印象がある)として特に行政や学会ではもう使っていない。
http://ksuzuki09.blogspot.jp/2012/05/8.html
(平成19年3月に文部科学省から「軽度発達障害」という表現を、原則として使用しない旨の通達が出されました)
http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%82%92%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%99%E3%82%8B/%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AB%E3%80%81%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8/
...ちなみに、埼玉県の騒動は、『発達障害を理解するために。 - Togetter』より。
ようやく高橋某氏が全国的に広まった!コイツのセイで埼玉は2年前にムチャクチャ苦労した。でも自閉症協会を初めとした団体が猛抗議して、埼玉県がその姿勢を改めて、昨年度は1億8千700万円の発達障害施策支援の予算増額を勝ち取り、今では埼玉県は発達障害に対して前向きに取り組んでいる。
masaking129 2012/05/03 10:34:23
http://togetter.com/li/297397
...という内容です。
...実際に発達障害がどんな状況かは、『みなさんに、わかってほしいこと - 発達障害情報・支援センター』あたりをご覧ください。特定の思想に踊らされずに。
かなり広い、複雑な概念で、単一の問題解決でよし、とするような話*1ではありません。
もちろん、一律的なやり方ではだめで、その人に合ったやり方を工夫しなければなりません。その反対に、よかれと思って一方的に有名な訓練方法を取り入れても、本人が何に困っているのかきちんと把握しないままでは、本人にとっては迷惑な話かもしれません。
http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%82%92%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%99%E3%82%8B/%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AB%E3%80%81%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8/
支援者の中には「自分がつちかってきたノウハウが、そのまま新しく支援対象として位置づけられた発達障害者の支援にもよいはずだ」という思いこみをもってしまうことがあります。しかし、ノウハウのどの部分が目の前にいる発達障害者に適切で、どの部分が不適当なのかあらためて点検する必要があります。
関連リンク
『Kaien社長ブログ ~煉瓦の壁を越えるために~』
『発達障害を理解するために。 - Togetter』
『みなさんに、わかってほしいこと - 発達障害情報・支援センター』