luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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母集団が明確に示されていない場合に、考察すべきこと。

いわゆる、情報リテラシーに属する考えだけど。
@KinositaKouta氏によるいつものアレ - Togetter』に関係して、一般的な考察。
こういう倍率で出来事を描写している場合、言っている母集団の描写が今ひとつ不明確であったら、
基本的にはサンプルが少なすぎる、と考えたほうが良いです。
一回、極端な例として、該当まとめでも言っていますが、再度提示すると、下記の内容となる。


(1) 一年起きた結果 → 一例(どこかの月に起きている。例えば 1月。)
(2) 一ヶ月に起きた結果 → 一例(1月 に起きた。)


(1) と (2) は同じ結果です。
しかし、期間を意図的に選択し倍数で表現すると、「一年の発生数と、一ヶ月の発生数が同じ」となります。...これを起点として、「とある一年の発生数が、一ヶ月の発生数と同じになった」と考えるのは、間違いというのは、これで分かりますよね。
サンプル母集団の具体的な定義や、数を言わずに、倍率だけで表現されている場合は、こういうケースを想定してみましょう。

関連リンク
@KinositaKouta氏によるいつものアレ - Togetter
統計の嘘-少ない標本

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