今日紹介するのは、映画 STAR TREK V。
ちょっとシリーズの中でも、異色の映画。
色々な種族の神の概念や、不意に出てくるスポックの兄弟*1とか、戸惑う要素も多い。
冒頭で、古の宇宙探査機がクリンゴンに破壊されるのは、何気に V'ger を連想するし、冒頭のカーク船長の死ぬときは一人だ、というのも、以降のシリーズでのシーンを知っている人は色々感じる事も多いかも。
(以降、ネタばれあり。)
最初と最後のシーン、キャンプの話は最後にしますが、この話の隠れたテーマは、自分自身に向き合う、という事だと思う。
神の概念がメインのテーマのようにも思えるが、最後の謎の存在が、サイボック、つまり、この映画で総てを率い、自信たっぷりだった彼自身の姿で現れ、対峙したシーンに、本当に向き合うべきは、自分自身、と言われているような気がした。
最後のキャンプのシーンも、感慨深い。
歌*2が出てくるのだけれど、この歌が意味するもの、「人生なんて夢みたいなもの」という台詞が、片意地張って生きている普段の生活を、「この世に生まれた事自体、贈り物なんじゃない?」と言っている気がする*3。
絶対に見ろ、というような凄い作品ではないが、見ると色々考えさせられる映画*4です。
関連リンク
『Star Trek V: The Final Frontier (Trailer) - YouTube』『Row, Row, Row Your Boat - Wikipedia』
『Star Trek row row row your boat - YouTube』
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*1:設定上はどうなっているのか、未だに理解できていない。そもそも、スポックって生まれるときに、色々ケアが必要だった、と小説にあった気がしたが。未確認情報だけどね。
*2:『Row, Row, Row Your Boat - Wikipedia』『Star Trek row row row your boat - YouTube』
*3:勿論、苦しい人生を生きた人にとって、あまり好きな言葉ではないと思うけど、自分が生まれる偶然、地球という環境が生まれる偶然、なんかを考えていたら、そんな気持ちになった。