元々は、某報道*1からでしょうね。
色々と議論があったが、なかなか興味深い意見表明があったので、取り上げておく*2。
『まとめよう、あつまろう - Togetter』ですね。
実際には、実名報道した際の被疑者のデメリット以外にも、匿名時に、被疑者側の情報提供が警察当局側からしかできなくなる、とか、考察の項目は案外多いようだ。
難しいのは、元々刑事告訴時には推定無罪なので、本来はその時点では「あいつが犯人だ」みたいな、個人攻撃は不適切なんですよね。冤罪の可能性は常にあるし、実際にも色々な事件で問題になっている。
でも、コメントに書いたのだが、大衆の中には、やはり「犯罪を犯したのだから」という大義名分が立つ、対象者への苛烈な攻撃要求は強いと感じている。twitter の TL上でも、それを強く意識するような人物の言動があった。
世の中の不当な攻撃衝動がなければ、また、報道された人だけではなく、周囲の家族まで変な評価*3をするような世の中の傾向がなければ、実は実名でも、匿名でも、問題はなくなる可能性があるように思う。
しかし、それは理想社会で、多分そんな社会は簡単には実現しない。
とすると、名誉回復の機会*4を十分に与えて、さらに可能な限り、匿名報道にすべき、と私は考える。
これは、今度も十分に考えていく必要がある問題だと思う。
今日の意見は単純な意見表明にとどめておくが、色々考察すべき内容はあるように思う。
関連リンク
『まとめよう、あつまろう - Togetter』
『竹田昌弘記者( @takedamasahiro)。「事件報道について」の呟き。 - Togetter』