本日は、「世界糖尿病デー（World Diabetes Day）」ですね。
『世界糖尿病デー 公式ホームページ [世界糖尿病デーイベント実行委員会]』が公式サイトですが、世界中でブルーのライトアップが行われます。『2011年度版 公式ポスター』を見ると、賛同団体がすごく多い...。
私の近いところにいる人が、まさにこの病気であるし、数多ある持病の中でも、かなり人口が多い疾病ではないでしょうか。
ただ、この病気、自覚症状が比較的少ないこともあって、治療割合が小さいんですね。『【厚労省／07年度国民健康・栄養調査】40歳以上の３割が糖尿病‐半数は未治療者 : 薬事日報ウェブサイト』より。
医師から糖尿病と言われたことのある人は11.3％で、この中で現在治療を受けているのは50.8％、以前に受けていたが現在は受けていないが12.7％、ほとんど受けたことがないが36.5％で、指摘を受けた半数は治療を受けていないことが分かった。
http://www.yakuji.co.jp/entry8879.html?PHPSESSID=9s59mg9nt3lmv21s5h2tgp0idpnlurne
でもねえ。この病気の合併症って大変怖い内容だし、放置すれば簡単に重篤化するんですけどね。症状が軽いうちに抑えていけば、比較的対処も楽なのに。
私の知り合いは発見が遅れたせい*1ですけど、発見されているのに放置されたせいで重篤化するのは、ちょっと不注意すぎるような気がする。
無論、統計に現れている事実以外でも、社会や企業の各所で、実際には重要視しなければならない課題なのに安易に考えていたりする*2から、こうやって医療団体などが音頭をとって、こういうイベントを繰り広げているわけだが。
まあ、ここらへんの広報活動については、私が下手な文章を書くよりは、該当サイトを見て、関連情報に当たってくれた方が良いと思うので、『世界糖尿病デー 公式ホームページ [世界糖尿病デーイベント実行委員会]』を見てください。
ちなみに、ポスター群の中で、これが私は気に入った。
関連リンク
『世界糖尿病デー 公式ホームページ [世界糖尿病デーイベント実行委員会]』
『2011年度版 公式ポスター』
『【厚労省／07年度国民健康・栄養調査】40歳以上の３割が糖尿病‐半数は未治療者 : 薬事日報ウェブサイト』
『日本糖尿病学会 The Japan Diabetes Society』『年の最後に、ちょっとした所感。〜私の身近のある患者の決意、と結果。〜 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック』
*1:確か、ブログ記事にもした覚えがある。『年の最後に、ちょっとした所感。〜私の身近のある患者の決意、と結果。〜 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック』ですね。
*2:実際、患者人口がこんなに大きいにも関わらず、妙な偏見を安易に口にする人は多いし、それ故に周囲に病名を言わない人は多いけどね。こんなに母数が多くても偏見が強い事実から、人間の根強い「認知バイアス(偏向・偏見)」を感じてしまうのだが。
