案外、自己にハンディを負っている人の方が強いのかも知れない、と思った。
あと現実的な疾患や、脅威に立ち向かっている人の方が、物凄く現実主義的で、実勢的だなあ、と思った。
『何でも放射能のせいにしていると、本当の原因を見落とすので危険です - 非国民通信』を読んだ。また、『http://ameblo.jp/moonsun3/entry-11063956410.html』も読んだ。
どっちも、放射線の影響について強く疑念を持っている人の話だけど、同時に、それにばっか気を取られて、他の危険性について、例えば他の疾患の兆候を見落とす、という行動をしていないか、そっちの方が気になってしまう。
これまで生きてきて、色んな危険なもの、多様なリスクにいっぱい晒されてきたはずで、そういう事には無頓着で、なんで放射線*1ばっか気にするの? という事なんですけどね。
実際、東京*2の人より、福島県の人の方が落ち着いていたり、生来の健康人より、病気で治療を受けている人の方が正確に事情を把握*3していたり、
何か、生活習慣病の定期健診を受けている人の方が、自分の体の状態を良く知っているから、逆に健康*4、というアイロニーの効いた逸話を思い出してしまいました。
関連リンク
『何でも放射能のせいにしていると、本当の原因を見落とすので危険です - 非国民通信』
『http://ameblo.jp/moonsun3/entry-11063956410.html』
『ダイオキシン報道のあり方 市民のための環境学ガイド』『やっと取りに行けた。『福島... - 写真共有サイト「フォト蔵」』
*1:単純に放射性物質を気にするのなら、核実験の降下物質が典型的。化学物質で言うなら、ダイオキシンなどは過去の方が格段に多い。例えば『ダイオキシン報道のあり方 市民のための環境学ガイド』のグラフ。
*2:後者の記事は神奈川県だけど。
*4:ただし、病気によっては直ることのない臓器、例えば膵臓をいたわりつつ生きる、という治療の場合、普通の人より寿命は短い方が多いし、本人たちは周囲の無神経さを不快に思っていたりすることも多いけど。...そりゃそうだろうなあ、食事制限、運動療法、投薬による行動の制約という制限ばかりの生活をしている人にとって、周囲の無理解な人は、無制約なばかりか、制約受けている生活に変な邪魔を入れてくる人も多いし...。