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実は、現実的な解決法は、既に存在する。癲癇等の告知問題。(持病の自己コントロール不良問題)

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10870953302.html』についての簡易な補足。そして、今後への展望。
...コントロール不良かどうかは、隠しても、実はばれる。
既に既報のように、この事件の犯人も、実情は解明されつつある。*1
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20110501/509148』に書かれた事を信じれば、つまり日頃から危険行動が出ていた、という話なのである。

過去5年間に人身、物件事故を少なくとも8件起こしていたことも新たに判明した。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20110501/509148


これについては、『ハインリッヒの法則 - Wikipedia』という法則がある。引用する。

「災害」について現れた数値は「1:29:300」であった。その内訳として、「重傷」以上の災害が1件あったら、その背後には、29件の「軽傷」を伴う災害が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット」した(危うく大惨事になる)傷害のない災害が起きていたことになる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

...つまり、本当に危険で、コントロール不良な状態だったとしたら、日頃の勤務状態にそれははっきりと表面化する。周囲に、変な確証バイアスさえなければ、客観的に、現状の勤務状態をデータとして確実に判断できるのだ。


つまり、嘘をついて、告知しなくても、健康不良状態なら意味はない訳で、そういう意味でも、告知を躊躇わせる差別の現状は、多様な意味で、間違っていると言える。
告知しなくても良い状態の時には、つまり日常生活に支障がなければ*2、そのまま告知せずに勤務していても、実は、何ら問題はない、という事になる。
実際には、免許取得に偽証を行う事は、後々問題が発生するだろうし、違法行為なので、どっちにせよ問題がないような場合には、正々堂々と告知して免許取得すればよいと思う。それをさせない差別の存在が、問題あるだけに過ぎない。


私の見解としては、こういった普通の健康状態管理、他の疾患の健康管理と同じような管理形態を持つ癲癇が、何故特異に異常視されなければならないのかが良く分からない。
運転免許で言えば、高齢化の認知力低下の方が問題だと思うし、企業勤務に関しては、ごく普通の勤務環境の安全配慮に過ぎず、これは癲癇に限らず、全般的な健康管理に波及する、特殊ではない普通の問題であろう。


...何ら、過剰に特別視するような問題ではないのだ。ある意味、差別意識*3を探るためのリトマス試験紙、とさえ言えるかもしれない。

関連リンク
ハインリッヒの法則 - Wikipedia

参考文献(図書館などで、探してみると良いと思う。)
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*1:職場が気付いていなかった、と言うのが、少しウソ臭く思えるほど。まさかと思うが、本人に責任を被せて、指揮命令の責任を回避しようとしていないか? 無論、本当に気付いていなかった可能性もあるので、決めつけはしないが。

*2:光に反応するような癲癇の場合、配慮が必要なので、告知必須な場合もある。要はケースバイケース。

*3:時には、歪んだゼロリスク思考。