luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

人が過去の過ちに学べるならば...、

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10876826259.html』のコメント欄より。

1 ■結局、何の困難にも、無縁な人生を送る人なんていない。(1)

実際、歴史に学ぶと言う意味では「ハンセン氏病」という誤解が迫害を生んだ典型があります。

病気に対する恐れが誤解を生み、単なる病名ラベルが、本人を覆い隠して、正常な判断を狂わせている事に、なかなか気付けないのかも知れません。

前エントリーで、話の変形が嫌だ、という事であれば、話しても差し支えない範囲の実話をあげるなら、既に倒産した会社で、アルコール依存症に陥った会社経営者が、日常生活にまったく差し支えない診断書を提示した長年の勤務功労者を、退職に追い込んだ事例なら挙げられますよ。
経営者は既に死亡していますし、個人特定できないように、個人的特徴は語りませんので、この程度なら、守秘は大丈夫でしょう。

...というより、こういう方々は、普通に存在するので、差別事例は過度でなければ、実話を披露できます。

実際、その会社の経営が傾いたのは、その人を辞めさせたのを見た、周囲の人たちが、自社の行く末を案じ、その後、次々と退職して言った事が主因です。
結局のところ、実態を見ずに、単に妄想めいた恐怖のみで、行動の判断を行っていると、結局、会社の危機にも至ると言う話で。
(まあ、そんなに大きくない会社だったせいもあるでしょうけど。)
luckdragon2009 2011-05-01 08:13:38

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10876826259.html

2 ■結局、何の困難にも、無縁な人生を送る人なんていない。(2)

現在、癲癇以外にも偏見多く、時には就職に関係するものとしては、生活習慣病全般(例に出てきませんでしたが、痛風とか、投薬がある疾病なども。)、HIV(AIDS進行を遅らせる薬剤投与が一般的治療。基本的な注意を守れば、一般人と同様に生活可能。)、肝炎(B型肝炎等)なども、癲癇ほどではないのでしょうけど、偏見のために、本来の症状以上にネガティブなイメージを持たれていますよね。

人間の絶対数が多い、という話では、男性の 1/20くらいと言われる色覚異常は、最近まで、かなり偏見強くありませんでしたか?
確か、健康診断等で、色覚異常をどう診るべきか、というのが、結構議論になっていたと記憶します。

私自身は、それぞれの、いろいろな持病や、身体的障害、性格等、総てをひっくるめての総合体として相手を理解する、そういった病態自体を、その人の性格の一部として理解する、それだけで、あとは、さして力瘤を入れて、その病気自体を忌避したり、逆に注目し過ぎたり、する事はないとは思いますけどね。

先に挙げた通り、人がかかる病気等は、あまりにバリエーション多く、まったく無縁の人生を送る人なんて、皆無ですよ。
luckdragon2009 2011-05-01 08:15:11

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10876826259.html

ハンセン氏病の話としては「砂の器」という有名な作品があります。
自己の出生の秘密を守る殺人事件に、ハンセン氏病の差別の歴史が重なる、いろいろと考えさせる作品です。
以下に、TV ドラマの方を紹介しておきます。政府が動くきっかけともなった、と言われています*1

関連リンク
砂の器 - Wikipedia

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*1:小泉首相は、映画の方、と発言しているのかな?