luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

レアケースに何故か目がいってしまうのは、あなたが、それを知らないから。

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10869019646.html』のコメント欄より。

1 ■実は低血糖は...

ちなみに、今度は低血糖は、糖尿病と決めてかかりそうな方が発生しそうなので、補足しておきますと、糖尿病患者の典型的症状は、高血糖の方が当然に多いです。(そういう病気であるため、この作用は、抑制療法が強く表れた時にしか発生しない。)

また、実を言いますと、糖尿病患者以外にも、低血糖症例を発症する体質の方はいまして、こういう方は低血糖は頻発するのですが、それが真に疾病とは繋がりません。(人口比でも、それなりにいます。こういう人。)

あと、正確に確認してはいませんが、多分、糖尿病患者の低血糖並みに、健康者の睡眠不足、寝不足、疲労などによる、失神の事故も発生しますね。(よくあるのが、過重労働のバスやトラックによる、居眠り事故。)

要するに、疾病の特異な側面に注目しても、事故の大部分の発生数は変わらないでしょう、という事です。

...ちなみに、私は、今件の反応を観察して、今反映できなかったコメントの存在まで考察にいれると、癲癇の症状に対する偏見というのは、私が思っていたより、さらに強いものだと確信しました。

...とても、残念な事に。
luckdragon2009 2011-04-22 19:22:44

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10869019646.html

4 ■Re:Re:実は低血糖は...

>moon-3さん

補足ですが、低血糖症例になった際に、通常はアドレナリン分泌によって、血糖が戻るのが本来なのですが、この状態の表れ方は、人によってパターンが大変に違い、人によっては、低血糖の状態が長く続く事もあります。
健康な人のインスリン分泌も、結構多様です。低血糖症の人の中には、しばらくへたり込んでしまう症例の人もいます。(こういう人の中には、ブドウ糖を常時携帯する人もいます。)

なお、前述の糖尿病の患者の場合は、通常、治療過程で、低血糖状態の説明がされており、ブドウ糖も携帯しているのが普通です。
なお、疾患によらない、低血糖状態の場合には、その処置に至っていない場合の方が多いでしょう。
その人が疾患と見なされていない訳なので。

この場合、その人の低血糖状態の発現状態によっては、今回のような顕著な状態まではいかないと思われますが、それでも谷底に落ちていくような、意識の混濁感は発現します。(実際には、機械等の操作はできなくなります。)

低血糖症の参考情報
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10M11300.html
luckdragon2009 2011-04-22 22:56:55

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10869019646.html

5 ■Re:Re:実は低血糖は...

>moon-3さん

あと、少しだけ補足しておくと、本来、血糖低下のホルモンは、インスリンがありますが、血糖上昇のホルモンは、アドレナリン以外にもあります。

人間の生理の働き上、血糖上昇は重要なので、人間の生理機構として、複数経路用意されているという説明を受けた事がありますが、お医者さんとの雑談でしたので、詳細内容までは分かりません。
ただし、その機構上、本来の大多数の人間では、低血糖が即時危険な状態に至る事は、多数にならないようになっている、という話でした。
(なお、重度に膵臓インスリン分泌腺が衰退している場合には、同様にアドレナリン分泌腺も衰退している場合があり、そういうケースの場合には、低血糖が簡単には戻らないケースがあります。ただし、その場合には定期通院しているのが普通でして、日常生活で、本人自身が自覚し、周囲に、そう告知しているのが普通です。そういう人は、治療用のタグか、治療手帳などを携帯しています。)
luckdragon2009 2011-04-22 23:17:34

http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10869019646.html

私の体験上の話になってしまうが、通院などをしない、普通の健康状態の人から「実は低血糖の症状があって、気をつけなければいけないんですよ。」と言われる事が、時々ある。
...さすがに生活習慣病のように、顕在され、病名が告げられているケースと違って、表面化する事は多くないようだが、実際には、一般的生活の中で、潜在的には、ある一定数*1は存在しているようです。
ただ、そんな様々なところに目をやったところで、事故の発生数にはさしたる影響はないでしょう。解説は、少数の内容に妙に心配になる層に向けて、に過ぎません。
...実際、一番最初に少し言及したが、一般的な交通事故、重機操作事故の要因としては、睡眠不足、過重労働からの事故が一般的であり、労働現場の疲弊状態を考えるに、営業現場の実態として、かなり割合として高い部分を占めるのではないかと思う*2
大体、定期通院しているような持病持ち、というのは、自分の体の状態を良く理解して、自己管理するのが大切、というのを通院のたびに言われている訳だし、下手をすれば、年一回の健康診断で、自分の体の状態をわかったつもりになっている、それ以外の人達などよりも、自分の体の状態を良く知っている、とさえ言えるかもしれない。


人は、何か特別なもの、自分があまり知らないものに関しては、結構オーバーに捉えがちなものです。
頻発している自動車事故より、時々起こる飛行機墜落事故とか、身の回りでありふれている、ごく普通の事故よりも、稀に起こる、多数の死者が出た大規模事故。または、身の回りでありふれた人が起こす、大多数の犯罪よりも、あまり知らない外国人が起こす、少数の犯罪。


心理学的な効果では、こういう効果をもたらすものとして「錯誤相関」と呼ばれる効果があります。
実際には、ある特定の集団の成員であることと、特定性格や、行動傾向が相関であることは、正しくはないのに、相関があると思いこんでしまう事です。そして、それは少数派集団と少数事例との相関で、よく起きる、とされています。
何故なら、それは共に少数である故に、「目立ちやすく」「同時想起されやすい」という事からのようです。*3
気になるのであれば、参考文献等で調べてみてください。

関連リンク
低血糖症とはどんな病気か|症状や原因・治療|六訂版 家庭医学大全科 - gooヘルスケア

参考文献
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*1:病院へ行っていなければ、統計もあまりとられていないと思うので、正確な数値は不明ではあるが。

*2:そうでなければ、高速道路のパーキングエリアの前に、「疲れたら、しばらく休んで運転しましょう。」なんて標語が出されたりしないと思う。

*3:参考文献 P.30