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さて、実は、女史の前途は困難。

満を持してスー・チーを解放した軍政 | ニューズウィーク日本版編集部 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 1990年に総選挙でNLDが圧勝したにも関わらず、それを無視して政権を移譲しなかった軍政に、はじめから国を民主化する意志などない。国民は相変わらず圧政と貧困に苦しめられ、金のためには人権など関係ないというスタンスを取る中国*1をはじめとする近隣諸国が、天然資源などを求めて軍政との貿易を続ける。ビルマの輸出産業は好調だ。

http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/11/post-172.php

...現実は、そう甘くない、という事か。
実際、今までの動きをみれば、単純に喜べるニュースではないのは確かだ。オバマ大統領を始め、他の政治関係者の発言が、次の政治犯の解放に向けてのものであることが、それを物語っている。
前途は多難だと思うが、一条の光明を広げていってほしい。日本はどうやら、政治的には無関心を決め込んでいるようだが...。*2

関連リンク
ビルマの英断に敬意を示し、より一層の政治犯の自由を望む。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック
ええ、そうです。民主主義は一人で行動するものではありません。(続報:アウンサンスーチー女史) - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック

*1:人権無視の国に、軍の力が色濃く出ているのは、シビリアンコントロールを考察する上で、重要な要素だと思う。そういう意味でも、軍のような強権的存在の増強は、深く懸念する。安易に攻撃力を増せばよい、という話にはならないのだ。軍拡主義者は、この点、あまりに不注意すぎ、考察が足りない。

*2:まあ、そこまでの政治的余裕がないのかも...。