luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

ええ、そうです。民主主義は一人で行動するものではありません。(続報:アウンサンスーチー女史)

http://www.asahi.com/international/update/1114/TKY201011140203.html』より

 「私一人ではできない。一人で行動するのは民主主義ではない。国民の皆さんと一緒に行動します」と述べ、市民の力の結集を訴えた。今月7日に実施された総選挙をNLDがボイコットしたことで分裂した民主化勢力に関して、「私たちは民主主義を信じているグループと相談しながら行動していきます。NLD1団体だけで行動するのではありません。多くの人たちと連携しながらやっていきます」と述べ、再結集を誓った。

 軍事政権に対しては「(自宅軟禁に関して)誰かを憎んでいるわけではありません。しかし、私を自宅軟禁にしたように、人々を軟禁状態に置かないでください」と述べて対決姿勢を抑える一方、2千人以上にのぼるとされる政治犯の釈放を求めた。

http://www.asahi.com/international/update/1114/TKY201011140203.html

女史は象徴でした。象徴を封印することにより、自己の政権の安全を図ったのかも知れません。
しかし、女史は今日まで生き延び、かつ、象徴としての力を失わず、今、またここに蘇った、と言えると思います。
まだまだ、安心は禁物ですし、ここに灯った、民主主義の灯を消さず、また、彼女一人にとどめず、点を線にし、そして面を作り、より良い政治組織を作り上げていってください。
遠き日本の地より、心からのエールを送ります。


政治的な行動の制約を受け、それを撥ね退けての、こういう真っ当な意見を聞く一方で、政治的活動に制約を受けていないはずの自国の異様に感情的な言動に、とても危ういモノを感じてしまうのもあるのだが...。
まあ、それは、ビルマの現状を反面教師として、よく考える必要があるだろう。軍事勢力が何を起こすものか、という意味をしっかり踏まえて。*1

*1:軍事力は、使わない事に意味があると書いたのは、江畑さんだったかな。私も、そう思う。そして、そうさせるためには、どうするかを常に考えなければならないと思う。参考:『[日本の軍事システム-自衛隊装備の問題点 (講談社現代新書)]』