luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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非常にマトモな、体重コントロールの書籍

ダイエット関係書籍は、変な著作が多い。どう考えても理論的でなかったり、体組織約1Kgが大体 7200kcal*1とされているのに、それを明示してなかったり。
食品成分表とか見ればわかるのだが、食品には、それぞれ、換算カロリーがあり、性質がある。...特定食品を摂ったり、摂らなかったり、という方式では、体重はコントロールできない。
じゃあ、事実はどうなんだ、と言うと、摂取カロリーと消費カロリーの差で、体重は増減する、というのが当たり前ですが、本当の話です。自己体重を量り、摂取カロリーの記録をとり、運動も可能ならメモをとると、自己体重が、それらと連動しているのは明確に分かる。*2
体重は水分とかの摂取などのタイミングで増減が激しいので、少し長期的な傾向を見る必要はあるが、もし体重が微増しているようだったら、摂取カロリーを少し抑えるか、運動を増やすと均衡状態、もしくは減っていきます。*3
...すごくマトモな内容だったので、多分、医師の著作だよなあ、と思って、著者紹介を読んだら、現職の病院の内科部長さんでした。おまけに、糖尿病専門医で、日本肥満学会理事でした。非常にマトモだし、落ち着いた語り口で、安心して読める本ですね。*4
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[ダイエットの方程式―努力なしで必ずやせる、科学的ダイエットのすすめ]

関連書籍
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[五訂増補食品成分表〈2010〉]
なんか、この本、食品成分表なんだけど、少し面白い感じだったので。載せてみました。

*1:栄養学などでは、カロリー計算に 80kcal=1単位として計算する。それが、いろいろ具合が良いので。そして、7200kcal は食事単位で 90単位です。ちなみに、まあ普通の人の食事は、一日に 23〜25単位くらいでしょうか。

*2:ここらへんの事を詳しく知りたかったら、栄養学とかの本を読んでみよう。

*3:なお、体重の増減は、大体一カ月に最大でも1Kgより大きくは変化させない方が良いとされています。つまり、日に 3単位です。ちなみに、私はこれでも大きいと思うので、大体 1〜2単位の変更をお勧めしますが。

*4:メタボの基準は見直すそうなので、そこの改訂をした本を出す可能性もありますけど、そこ以外の本の内容は特に問題はない。そういう意味では、その点で、この本の評価を落とすのは惜しい。