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JAXA かぐやの分析結果を報告、従来情報の更新

JAXA|月周回衛星「かぐや(SELENE)」が明らかにした月内部からのカンラン石の全球表面分布とその起源

宇宙航空研究開発機構の月周回衛星「かぐや」に搭載されたスペクトルプロファイラ(SP) (※1)を用いた月全球表面の観測により、月の形成・進化の謎のカギを握る月内部からのカンラン石(※2)の月表面上での分布とその起源が世界で初めて明らかになりました。この結果は、2010年7月4 日(英国時間)発行の英科学誌『ネイチャージオサイエンス』(『ネイチャー』の姉妹誌)に掲載されました。

(6) このことから、月の表面に見出されたカンラン石は、かなり深い(約100km)ところにある物質、すなわちマントルが、巨大天体の衝突によって掘り起こされたものと考えられる。
(7) さらに、今回見つかった領域の反射スペクトルを詳細に解析したところ、このスペクトルが、カンラン石に富む岩石の中でも、マントル起源と考えられるダンカンラン岩(ダナイト)に非常に近く、月の下部地殻にあると考えられているトロクトル岩(トロクトライト)とは一致しないことも分かり、月表面で検出されたカンラン石マントル起源であることを裏付ける。

http://www.jaxa.jp/press/2010/07/20100705_kaguya_j.html

...ということは、やはりジャイアント・インパクト説を裏付けるデータ、という事なのかな?

関連リンク
科学の復習(惑星の科学/竹内均)-4、月起源の話 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック