luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

人はゆっくりと歳をとり、同輩はゆっくりと数が減っていくのは、永遠に生きない生物の当たり前の姿なのに...。

本日は知り合いの愚痴につきあった。
知り合いが加齢に伴うごく普通に発生する症例が、定期的な診察の際に見つかったそうな。お医者さんもごく普通の加齢に伴って皺ができたり、白髪になったりする、ごく普通の状態ですから、特に診療の期間を長くしたりもしなかったし、経過を見る、ごく普通の状態だと説明されたそうな。(変化がでてくれば、それに従って、何かするために定期的な診察は変えないけれど、それ以外を言われた訳ではない)
そこまでは良かった。知り合いも、別にずっと若いつもりではないし、まあ、そういう事はあるねえ、と話していたそうな...。
だが、その後、近くに変なというか、ちょっとおかしな(痛いというか何というか...)方がいたのがマズカッタ。
その人は、何かあると異様に因果関係をつけたがる性質で、ちょっと内容を小耳に挟んだらしく、本人を前に自説の演説...。本人が頼んでもいないのに、もう五月蝿い。何か修飾語に「絶対」とか「物凄く」とか、やたらと付いた話を延々と...。
知り合いは、うんざりしたらしい。そもそも「絶対」なんて、物事には論理的に考えてもありえる話じゃないし。
たとえば、こう書いてみれば分かると思う。「絶対死なない」「絶対外れない」「絶対そうなる」...変でしょ。こんな会話。
同じ年齢の人たちを思い浮かべてみよう。同じ年に生まれた人たちは、生まれた年を頂点に、減り方はいろいろだろうが、ゆっくりと、または状態によっては急速に、人数は減ることさえあれ、増えることはない(人間は細胞分裂で、個体数が増える訳じゃあないから、当たり前だ)。
という事は、知り合いに起きている事は必然であって、それは別に友人が特別に何かをしたから、とか、何かをしなかったから、という訳じゃあない。因果関係が成立するのなら、そういった内容で、有意に、死亡数の減少が起きたりするはずだが、そういう特異な現象が起きた例はごく一部の例外を除けば報告されていない。
ちなみに、特異な現象とは、栄養状態の格段の改善で、死亡乳幼児が少なくなったとか、そういう話で、これはそれこそ、ごく普通に報告され、証明されている話である。その痛い方が特別に理論付けるような話とは別だ。
「こういう痛い、というか、困ったチャンの演説に、少しブラインド降ろしたいんだけど...。」と、彼はこぼしていた。
ちなみに、演説してたのは、彼の同僚の、かなり歳が入った初老の女性。