luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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映画ビックアイズ

ネタバレ注意。

色々と大変だったのだなあ、と思わせる。
これは実話の映画化という事で、マーガレット・キーンも実際の名前という事ですね。
本人の一生が、自身の体験してきたこと、を、観客に追体験していくような形で描かれます。
ごくごく短く描かれていますが、映画とは違い、実際には生活の総てが、あんな感じだった訳で。自分の子供や、友人に、自分の作品だと告げられない作家、というのは哀し過ぎますね。


ラストは、なかなか痛快と言うか、実証的というか。どっちが正しい事を言っているか、実行為を検分させるという行為に及び...。
描かれ方は、あまり変化球的にはなっていないので、普通にラストまで行けると思う。ラストに、ご本人も登場します。映画の中の、一シーンに出演もしているらしい。こちらに記事があります。→ 『ビッグ・アイズ』の実在モデル、マーガレット・キーンってどんな人? | roomie(ルーミー)


一点だけ気になったのは、彼女の絵が売れるきっかけを作ったのは、ウォルターであったのは、多分事実で。絵を描いたオリジナリティは当然、本人にあるのですが、営業的な成功に導いたウォルターについても、映画は描写を割いていて。そこの部分で、彼が関わらなかった時に、絵は売れるきっかけを作れたのだろうか、という小さな疑問が、私の中でくすぶっています。勿論、証明不可能な「If(もし...)」なのですが。

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