あまり大きくネタバレはしていませんが、気にする人は映画を観てからどうぞ。
映画自体はタイプライター早打ちコンテストを舞台にした、展開が普通に読めるコメディで、敵役などもかなりステレオタイプだったりするのですが、そもそもが古い時代を描いていながら、実はそういうテイストで演出している、最近の映画という部分が、ちょっと面白いです。
親友の奥さんとの逸話や、本人の隠された想い、戦争の影みたいなものも描かれています。
過去の風習を描いている事で、ちょっと気づく事もあります。
最近では、煙草の弊害*1や、それに伴う行動の抑制もあって、映画のように、職場の同僚が嫌がっているのに、それに構わず上司が相手に煙を吹きかけたり、競技会の観客席で妙に喫煙者の横柄さが目立っていたり、みたいな事は無いのですが、過去の時代にはよくもまあ、こういう酷い事が横行していたのだなあ、と妙な部分で、過去の風習・悪癖に気づきます。
そこがちょっと面白いです。まあ、この心理のままに行動している、時代に取り残された旧時代な人も、現存しますけどね*2。
映画『タイピスト!』 - シネマトゥデイ
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