luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

企業体が大きいと、感覚も鈍い。

私の twitter コメント。

大企業に勤めていて、反論したい人もいるのかも知れないけど、かつて非常に痛い目にあった私としては、反論できる実例が一体存在するのか非常に疑問。なお最近でも、かつての大企業の他資産への身売り、部門分割など衰退報道*1があるが、はっきり言って「奢った身から出た錆」としか思っていません。
それほどまでに、企業内の「資本規模の尺度しか考えられず、スピードとか、必要性とか、創造と言う希少性について、あまりに無頓着すぎる行動」が目立ちすぎる。
後、企業体が大きいと売り上げが鈍ったり、対応が遅かったりする際の損失が、自己資本で補填できたりする間は「痛み」として感じられないので、腐っている部分への感覚が非常に鈍い。自己があまりに見当違いの意見を吐いていても、それに気づくのに数年後、なんてギャグみたいな事が普通に起こるので、気づいた時には「手遅れ」だったりする。
他にも、物凄く嫌なのは社内政治の結果に非常に毒されているが故の、社内的な地位の高さからくる暴言があまりにも酷い事。「それ、社内でしか通用しないから」という台詞を、いったい何度飲み込んだことやら。


最後に、一番嫌に思っていて、とある実例では墓場まで記憶しているんだろうなあ、と思っている事例としては、そもそも事業や企画創造を成し得た、創業者、創造者に対するリスペクトがあまりに薄すぎる*2。実際、その製品なり、サービスを買収して、それにちゃんと特色を与え得た実例がどのくらいあるんだろ、と思っています。
単に製品やサービスを買収しただけだろ、全然、買った先が発展や、新たな特色を加えて、もっと素晴らしいもの、に出来てないだろ、と。
それが、私の素直な感想です。


参考リンク
はてなブックマーク - Qの雑念記3: 大企業に買収されたスタートアップに関する悲劇あるいはおとぎ話

*1:武士の情けで、実例を挙げるのはしないが、沢山実例はありますよね。

*2:記事では創業メンバーが良い目を見ているラストになっているので、この事例は非常に幸せだったのでは、と思います。