世の中の愚かな事、愚かな人にぶつかって、不愉快になった際に、心に留めておくこと。
そもそもが、愚かな人と言うのはありふれている。なので、その場で少数派になっても気にしない事。それに飲み込まれずに、対策しよう。
多数である事は、その正しさを証明しない。しかし、それは勢いではあるから、対策する必要がある。多くは、正しさが多くを占める方向に、その身を置けるように働きかける事。
基本的に、愚かな人にはあまり関わりを持たぬ方が良いが、本人に愚かしさを問うても理解できぬ時、その愚かしさ故に、自ら愚かさを理解できない場合もある事に留意しよう。
そして、ここが肝心だが、自分自身も、愚かさ故に理解できない場合がある事に注意しよう。賢明さとは、「自らの愚かさに気づける事」でもある。自らの愚かさを、論理的に訂正できる人が賢人なのだから。