luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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違う視点の人に見出されるという、喜び。

まあ、元々が売れるために書かれた歌ではあるとは思うのだけど。
乃木坂46 - 君の名は希望 - Oo歌詞 から歌詞を引用。

転がって来たボールを無視してたら
僕が拾うまで
こっちを見て待っていた

透明人間 そう呼ばれてた
僕の存在 気づいてくれたんだ

厚い雲の隙間に光が射して
グラウンドの上 僕にちゃんと影ができた

http://www.littleoslo.com/lyj/home/%E4%B9%83%E6%9C%A8%E5%9D%8246-%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E3%81%AF%E5%B8%8C%E6%9C%9B-pv-%E6%AD%8C%E8%A9%9E/

人に存在を認められる、というのは、人の、結構重要な心理的要求で、これのために嘘をついたり、話題を盛ったりする人も多い。そして、そんな事に関心が無いと、下手をすると周囲に存在すら感じて貰えなくなったりして。
本人に原因があったりする事もあるし、本人が悪辣な人間や、何か大きな問題を発生させるが故にそうなってしまう事もありますが、本人にとって不可避だったり、悪意がなく、単純な条件の組み合わせの結果として、そうなってしまう事も、普通にありますよね。
そういう状況があったときに、そんな心理に光を届かせているという意味では、なかなか考えられた歌詞のようにも思う。
こういうシチュエーションでなくても、何気ない行為を相手が求めた、という事がキッカケでカップルになる男女も居るし、そこまで大げさでなくても親しくなることで、以降の人間関係に光がさすことは普通にあると思う。


この歌詞には描かれていないし、特に表現するつもりもない可能性があるが、違う視点からの、無視されていた存在の評価って案外重要です。
男女の素朴な感情での出来事も実数として多いだろうし、男女の違いからの違う視点*1というのも既に要素に入っているけど、男女以外にも、特定分野の専門家に見出された、若い人、分野外の人という内容も、スポットライトが当たっていない人を見い出す出来事として、案外、無視できない数なんじゃないかな。


人と違う視点で考える事が重要だと考えて、そこから何らかの価値を形成していきたいと考えている身には、何かと考えさせる歌でした。

これは、各自の表現の違いとか、色々観ていると面白い、乃木坂 46 のイメージビデオ。DVD 化はされていないんだよね、何故か。

*1:ジェンダー的な同質性もあるけど、動物的だったり、育つ環境のそれぞれの違い、という異質性もあるから。