luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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マスコミ自身を撮影するメディアがあっても良い、と感じました。ハンガリーの女性カメラマンの事件。

実際に、日本語の記事もありますね。→ 難民の子供蹴る=テレビ女性カメラマン解雇―ハンガリー (時事通信) - Yahoo!ニュース
英文ですが、実際に彼女を告発した経緯なども載っているので、この記事も読んでみてください。実際に撮影された映像も見れます*1。 → Video: Hungarian TV camerawoman fired for kicking Syrian migrants - Telegraph


...実際には、こんな具合です。

Another cameraman captured the moment Ms Laszlo films the refugees running away from charging police officers at the border village of Roszke before sticking her leg out as a father carrying his son runs past, causing them both to fall to the ground.

The video was widely shared on social media after it was posted by German reporter Stephan Richter on Twitter, with many condemning Ms Laszlo's behaviour.

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/hungary/11852447/Hungarian-TV-camerawoman-fired-for-kicking-Syrian-migrants.html

実際に現場には、他のカメラマンがおり、彼女の所業を撮影しています。その上で、twitter 上で映像を公開したようですね。オリジナルの告発までは確認できていないのですが、告発映像自体は私も twitter 上で見ました。
そもそも、警察に追われているからと言って、彼女が勝手に難民の親子を転ばせる理由もないと思う*2のですが、子供を二度にわたり蹴っているのも意味が分かりません。彼女にぶつかったり、何かしたとしても、子供が彼女自身に脅威とも思えず、正当防衛とも感じられない。
また、そういう集団が移動している状況に於いて撮影を行っている、という自分の周囲状況をちゃんと理解しているとも思えない。自分の身の安全を確保するのと、周囲の人間を危険にさらすのは全然違う事です。


詳しい経緯や、彼女側の反論も不明ではありますが、その記事内にもあり、他記事でも報じられた通り、彼女は解雇されたようです。
実際に何を考えてそういう事をしたのか、彼女自身の権利もあるので、説明ぐらいは聞きたかったですが。


この一連の流れで、事件を俯瞰して感じたのは、メディアの相手への無茶な取材とかが話題になったりもしますが、そういうメディア自身を撮影している視点があっても良いな、と感じました。
そうすれば、マスコミの傍若無人さと共に、その行動の理由など、見えてくるものもあるでしょう。現実に、そういう場に、導入してほしいような気がします。

*1:ただし、彼女が子供を二度にわたり蹴るシーンはここでは出てこないようですが。その映像を私は確認しています。解雇後でもありますし、これ以上晒す意図も無いのでわざわざ教えませんが、該当の映像は探せば見つかると思います。

*2:親が何事か抗議していますが、子供連れですし、非常に危険でしょう。