luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

案外、自分の事は見えない人が多い。

実は内容に虚偽の項目があるので、釣りを疑っている まだ起訴前なんで、特定される情報はぼかすけど、気の毒に同じ車両に乗っ.. の件。
何故、「起訴前」なのに、相手の前科が話題になるのか。「起訴後」や、公判中ならまだしも。また、実際に起訴前なら、不起訴処分の可能性を考えなくもないし、そもそも被害賠償して、起訴取り下げに動く弁護士も出てこない*1
実際の事件なら多様な可能性は生じる。不思議な事に、加害者は、被害者の思う人物像に沿う形でしか行動せず、沿わない人物像が何故か描写されない。とても不思議だ。
この事件段階では加害者の前科情報は不明である筈、と思うのと、被害者の筈なのに、何故か加害者の深層に詳しい、というのも奇妙に思えた。だから、累計犯の既知の情報を基に、何らかの心理的なバイアスがかかった記事が作られたのでは、という推測をした。事件自体は起きる可能性があるが、記載情報に創話の部分を見い出したのだった。
加害者の実像は、実際には刑事裁判上で明らかになってくることが多い。被害者が事件公判で証言を求められれば、そこで加害者と対峙する事になるし、被害者が公判を傍聴する事もある。実際の判決文で、加害者の実際が語られることも多かろう*2


しかし、実際の事件公判の内容と異なり、ある種の主張が混じった記事では、結局のところ、加害者の矯正や、今後の防犯のための累計犯意の防止が語られない*3。そして、それでは加害者を刑務所に押し込めておく終身刑的な主張がされることはあっても、犯罪を犯さなくても何らかの形で生活可能となる施策を考える事が無い。→ はてなブックマーク - まだ起訴前なんで、特定される情報はぼかすけど、気の毒に同じ車両に乗っ..
しかし、どうなんでしょうか。
例えば、強調はしたくないが、普通の人が列車内で痴漢と誤認されて刑事事件化し、冤罪は認められたが会社を辞職したなんて事が起きたとして*4、そういう普通の人に起きうる事件の後に、その人がちゃんと普通の人生を歩んでいけることが出来た方が、良いのではないか?
妙に他人の前科をほじくりだし、その人の以後の波風立たない人生を実現させる事を妨害しなければ、その人の人生は問題がなくなる。しかし、そんな人でも、人の足を引っ張る人が少数でもいれば、累計犯の人生を歩むことになるのです。
そういう「自分に起きうる可能性に気づいていない、事例の一つ」に見えた。


それをさせない社会にする思考も必要なのでは? 誰にでも起きうることですよ。

*1:事件直後は出てこないが、出てくる場合はそんなに時間をおかずに連絡がある。

*2:そして、実際の加害者像はそんなに単純ではない。

*3:実際の裁判では、必ずこの部分の論点がある。

*4:そういう事例は、実際に起きている。