luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

何も考えずに、論理的にならない怖さ。

反知性主義、と大仰に言うのも変だが、最近は俺がやりたいから、分かり易くて何となくそうするのがよさそうだから、みたいな本質をちゃんと捉えずに、感覚で押し切る、それも大声で、という例が目立ち始めている気がする。
プロのアドバイスを気にしなかったり、散々警告されて間違い、さらに逆切れするとか。愚鈍が多数で賢明さを押し切るような事は、結局は悲惨な結果しか生まないので、最終的に物事を俯瞰して考えた時には、ちゃんと論理的に考え、プロのアドバイスも聞き、ちゃんと知性を以って考えた方がうまく行っていると評価できるはずなのに、それをしないのは、単に今の処、大きな問題になっていないから、と言うだけの驕りに見える。
ちゃんと知性で考えない場合の、悲惨な結末は、その行動の直後に来るものでは無く、しばらく経ってから顕在化し、それが続く、という帰結になる。すぐに結果が出るのなら、人は普通に反省するでしょ。


多くの悲惨な結末は、あまりに知性を使わず勝手な事をして、賢明な助言をしてくれる人が去った状態で起こる*1と思うので、序盤でそれに気づいてほしいと思うのだが...。

*1:病気とか、高齢とか、権勢の衰えとか、多くの例で証明できると思う。