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アデノウィルスは「珍しい病気」ではない。ちゃんと、病気は調べましょう。

最近、アデノウィルスに罹った、という人が「いや〜珍しい病気に罹っちゃってさあ」と、自分がレアな病気に罹った自慢になってて、心の中で「それは違うだろ」と突っ込みを入れてたのですが。
アデノウィルス感染症自体は「珍しい病気」ではなく、特徴的なウィルス感染症と分類される、風邪の中でも重篤な症状を起こし得るウィルス感染症の事ですね。
アデノウイルス感染症Q&A | デンカ生研株式会社 に、もろにそういう回答がありましたので紹介します。

Q9. アデノウイルス感染症は、まれな病気なのですか?
A. いいえ、まれな病気ではありません。とても多い病気です。小児のかぜの約10%がアデノウイルスが原因で起こっていると言っている学者もいます

http://denka-seiken.jp/jp/special/adeno_qa.html

大人が罹るという意味でも、「珍しい病気」という程でもないと思います。この病気自体は結構感染経路が多く、子供から容易に移る訳ですから。

Q5. 「プール熱」という名前はよく聞きますが、どういう病気なのですか?
A. 夏にプールで感染することが多かったためこの名前が付きました。しかし、勿論、プールだけで感染するわけではありません。咳(せき)やくしゃみ(飛沫(ひまつ))、接触、便など色々な形でアデノウイルスは口、鼻、咽(のど)、目の粘膜などから侵入し全身に広がります。潜伏期間は5〜7日で、症状が出る2日前から他の人へうつります。

http://denka-seiken.jp/jp/special/adeno_qa.html

最盛期は春から夏のようですが、基本的には感染自体は年間を通じて起きているようで、風邪の中でも特徴的と言われ、独自の症状を起こす感染症として知られているようですね。
感染経路も多様で、それなりに感染力も強く、症状自体も結構重いようですから、ちゃんと正確な情報を知って、対処したいものです。「珍しい病気」なんて、妙な表現を使わずに。