luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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福島県、現地で生活する人、生の意見を聞いて。

4月19日 ふくしまの話を聞こう4(東京都) に、行ってきました。福島県伊達市市民生活課行政官、福島県伊達市霊山町市民、福島県飯館村村民の三方の話を聞いたわけなんですが、色々と知らなかったこと、知っている内容で、他と重なる気づいている部分、それぞれで興味深い内容を聞くことが出来ました。
ここで全部を記す事は出来ないのですが、興味深い点が色々。


まず、市民の側からの国、行政などへの意見として、今までは、怖さや、危機感から「何をしてくれる?」という視点の意見があったのだが、最近では、その視点よりも、今まで行われてきた内容や、他所でしてくれた内容を、重ねて行って欲しい、という意見があって*1
何時か、復興支援や、除染作業自体は終了する形になる訳ですが、今まで行われてきた事実や、他所で行ってきた事実を基に、効果が薄い作業であっても、それを望んでしまう心理、現状維持の心理が生まれてしまっているのは、少々気になりました。
また、行政側の行動としては、法律で行動則が決まっている訳なんですが、そこの制約をどうにかして脱したい、しかし、それが難しい、という行政での現場、ありがちな意見なんですが、結構、深刻な問題が提示されていました。ご本人は、やりたい事もあって、懇親会の席で具体的な内容も伺ったんですが*2、なかなか実現は難しそうです。


今日は時間が無いので、ひとまず、ここまで。後は後日に。
ちなみに、各人の話に共通して出てきていたのですが、地域外へ避難した方の帰還の問題は、親子の場合、特に親の側の心理状態、知識状態*3に色々課題が多そうです。

*1:行政の方は、除染作業の担当の方です。

*2:ここでは内容を伏せます。ご本人に伺ってください。

*3:震災直後のレベルに留まって、知識が古いまま。心理状態も似ている。