luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

一般常識としてではなく、個人として考えて、私には「あり」だという結論もある。

4年以上彼女いない32歳独身のくせに女性からの告白を断った悲しい話 - ハッピーエンドを前提として という記事を読んだ。人によって感じるところは色々だが、一般常識として考えた場合に、この方の行動を肯定する人が多い印象がある。

家がめっちゃお金持ちで、お酒が飲めなくて、生ものが苦手で、動物が苦手で。勉強が超できて、お菓子作りが得意で、運動は苦手で、身体があまり強くなくて、実家から出たことがなくて、仕事はもちろん、アルバイトすらしたことが無くて。

一方の僕は、32歳で、独身で、毎日お酒を飲んで、生ものが好きで、動物が好きで、勉強は苦手だけど運動は得意で、健康で、14年独り暮らしをしていて、毎日夜中まで仕事をして。そして、次に付き合う人とは結婚したいと思っていて。
そうなると、やっぱり結婚はできないのかなって。

http://ui0723.hatenablog.com/entry/2015/04/08/194510

その人も社会に出て、数年も経てば立派な大人です。
でも、その時、僕は何歳でしょうか。
恐らく38〜39歳になっているんじゃないでしょうか。

私の場合には基本的に年齢が上*1だし、今の状況下では彼女のような学生からの告白はほぼあり得ない。そういう意味では、同じ条件はあり得ない事の前提の話であるから、彼の意見を否定する訳ではない。
ただし、私が同じ条件だったら、という意味で、彼の断定も、実は肯定できない部分がある。
彼には多分、その年齢での可能性、つまりは三十代前半での可能性が見えている。条件が狭まったとはいえ、まだ、結婚で実現する「夢」の内容には大きな果実が見えているのだと思う。それは否定しないし、彼の場合に、そういった未来がある、という心意気にはエールを送りたい。
その上で、私は自らが置かれている状態から、彼女との絆や、人生を共に歩もうとするまでの付き合いを含め、そこまで自分の道筋が見えると思って良いのかな、という疑問を持っている。
例えばだが、彼女が大人になりきるのを、そこまでの年齢と考えているみたいですが、医学生という意味合いからは、実際の病院の実務に触れるのはかなり早いはずですよ。
また、その後の成長にしても、研修医や、勤務する医療現場の状況にもよるのだが、かなり、そういった状態が継続されるはず。さらに、そういう特殊性からは、一般社会としての社会人としての経験も、会社員的なものとは、かなり違ってくるはずです。
要するに、何を言いたいのかというと、『一般社会人という経験の道に、「一般社会人」という型なんかは無いんだ』という事です。
医学の道に進み、女医さんになったとしても、その後の人生をどう選択していく*2としても、あまりに多くの多様な条件があって、自分が考えている想定なんか吹っ飛んでしまう。そして、実は、この内容は彼女以外にも、出会う女性総てに言える事なんですよ。
実は、私の周囲での出会いは、いわゆる会社員としての出会いは何故か少なくて、医療関係者ばかりが多かったせいか、もしくは、それ以外でも会社員の枠をはみ出す人が多かったせいか、自分との類似性を重ねる条件は、そこまで多くを求めない、という事が多かったのです。
そして、自分の経験から、そこまでの類似性まで求めだした場合には、案外、今想定している三十代後半にさえ、結婚に至らない場合もあり得るのでは、と思っている。
人は、案外、色々と違っていて、勿論、共に生活するためには、それなりに合意できる範囲と言うものはあるのだけど、その想定は、記事に書かれている内容から言えば、かなり、私は彼とは違っている。
まあ、私は頭の良い女性が好きだから、そこの部分で、そもそも条件が違っていると言える。お酒も飲まないし。


私は、今後、結婚するのかは良く分からないし、それも法律婚なのか、事実婚なのか、そういう内実は分からない。
ただ、自分の相手に求めるものは、互いの経験の類似性や、習慣の類似性ではない。勿論、それがまったくない相手を求めるという訳ではないけれど、私が一番重視するのは、互いに会話し、互いにいろいろ感じて、それでも相手を尊敬できるという、相手への異性としての「想い」です。
...まあ、年齢も違うし、私の考えも良く分からないかもしれない。


ちなみに。参考となるかどうかは分からないですが、一つの映画を挙げておく。「決意するのは、何歳でも良い」という映画*3です。

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*1:十数年、歳上です。

*2:例えば、女医さんの固有の問題つぃては、いつかは来る、妊娠出産のタイミングの選択があります。最近の医師現場の状況としては、かなり色々考察されていますけどね。

*3:映画自身は、それはあり得ないでしょ、という部分もありますが、主張するテーマへの賛歌として。筋に粗を探し出したら、きりが無いと思うけど、それは映画だから。