最近でも、出会いが“ネット”であることで両親に結婚を反対されます - 斗比主閲子の姑日記 という記事がありましたが。
私はネット上での活動はかなり古参の部類に入るので、ネット上で出会って付き合ったり、結婚したり、果ては不倫なんかの事例*1も知ってたりします。
互いに好きになるのは普通の感情だし、そんなに異常な事とも思えないし。
twitter 上でも、結婚報告とかときどき見かけるので、ごく普通の事なのでは、と思う。結婚報告が、それなりにあるという事は、現在進行中な事例も、もっと多いでしょう。
後、私自身が、過去に好意を告げられた事も、普通に感じる一面があるかもしれない。少し後に話すが、そんな珍事？*2もあったのですよ...。
ただ、注意する事がある。
ネット上だと、それなりに特殊な条件が重なる事があり、時に不幸な結果になる事もある。互いの行動の結果に予測が付きにくい事象ではあるが、明らかに存在しそうな危険を避けないでいるのは、流石にマズイと思うので。
まずは、ごく普通の対応と思うが、互いをちゃんと分かるまでは、やっぱり個人情報の取り扱いには注意しましょう。 後、身体の安全も、ちゃんと考慮しましょう。人の中には悪意を持つ人も、それなりに居るのです。
これは普通の恋愛でも一般的な注意事項ですが、ネットだと、本人の周囲情報が少なかったり、伝達される情報に誤りがあったりする。
本人がちゃんと情報を提示していればよいですが、それを全部鵜呑みにしてしまうのもマズイでしょう。最初から疑ってかかるのもどうかと思うが、さりとて全面的に信頼するのも、バランスが悪いでしょう。
なお、以前に実話として実際にあった話だが、ネットで情報が公開されていない事を、逆に本人の中傷に利用したりする事例*3もあるので、本人の情報は、良い方にも悪い方にも変化している場合がある、と捉えましょう。
後、互いに付き合いだしても、関係が良くなる分には良いのですが、悪化した場合、やはり、それなりに、その場の気まずさ、みたいなものを醸し出したりもするので、そういう状態にならないような、相互の思いやり、みたいなものも必要ですよね。
そこで出会った、のであれば、交流のメインがそこだったりもする訳で。そこでの雰囲気が悪くならないような考察が、別れる場合にも必要でしょう。
ネットでの出会いって、最初の記事でも出てきますが、遠距離、相互の育った環境の違い、就業状況の違い、が普通に存在したりします。
そもそも、知り合う際に、そういう事情を知らないままに出会う事が多いので、そういう条件が追加される事が多いのですが、それは恋愛上では、大きな障害になり得るものですので、そこら辺も考慮が必要ですね。
実際、一例をあげると、遠距離恋愛って、維持が難しいですよね。そういう条件が複数重なっているのが、一般的です。実際、それ故に関係成就に至らない場合も多いですよ。ネット上の恋愛って、かなり苦労すると見た方が正しいと思う。他の場合と比べて、どちらかと言うと苦難が多い。
その意味でも、妙な干渉に走る奴がいると、「馬に蹴られてしまえ！」と思う事*4がある。ホントに。
最後に、ネットでしか繋がりが無く、個人情報を提示し合う前だと、容易に関係が切れてしまう場合がある、って事情も理解しておいた方が良いです。
先ほどの、私に好意を寄せられた方は、数回会った事はあり、ネットでの交流の場はあったのですが、互いの個人情報は交換していませんでした。その状態で、交流の場が突然崩壊してしまい、以降の情報はありません*5。
そういう事もあるので、個人情報の提示のタイミングも、なかなか悩ましいものがあります。信頼できない人には提示できない一方で、そういう事件も起きうるわけです。
そういう意味では、互いに定期的な交流が生まれるまでは、もろいものですよ、ネットでの出会い。...だから、本当に出会いがあったのであれば、それを大事にしてください。
良い関係が生まれたのであれば、出会いの機会には変わりはなく、互いの関係への考慮、思いやりこそが大事な要です。
*1:なお、本人達から明確に告知があった情報で、公開を否定もされていないので、別に言っても構わないとは思いますが、そういうのは趣味が悪いので、誰の話かは言いません。いや、ミニオフで、そんな事情話されても(苦笑)...。 まあ、「守秘義務が普通な人と、信頼してくれたんだな」と、前向きに理解する事にしよう...。なお、法律婚、事実婚に限らず、不貞行為は民事上の不法行為です。参考→「民法 第五章 不法行為 （不法行為による損害賠償） 第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」
*2:私は、そんなにモテる方でもなく。事情を知っている人も居るかもしれないが、そんなに積極的な方でもない。
*3:これ、酷かった。本人の居るところでは話に出さず、本人が現れそうな処に、先回りして、そういう話をまく人が居て。本人に確認して、その状況が判明した。まあ、噂と言うものには、そういう性質もあるので、その意味でも、本人の、正確な情報確認は大事。
*4:慣用句辞典 ひと〜ひと に「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえ（ひとのこいじをじゃまするやつは、うまにけられてしんじまえ） 他人の恋愛を邪魔するようなことは、無粋（ぶすい）の極みだから、往来を歩いていると、人にも馬にも蹴られるだろうよ、ということ。無粋を蔑（さげす）んで言う。 ★都都逸（どどいつ）からか。」とある。
*5:とはいえ、以降の進展が保障されている訳でもないが。
