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抗癌剤のリスクと、ベネフィット

説明として、分かりやすい例だったのと、リスクとしては忌避すべき対象がそこに表れている訳*1で、医療上のリスクとベネフィットを見つめるための好例だと思いましたので、まとめを作ってみました。
例えば、人は外科手術を行えば、傷を作る訳で、でも、その傷を作る行為で将来に発生する危険を防止できるのであれば、敢えてその傷を負う行為を許容する訳です。
医療は、その行為だけを取り出せば、障害罪を構成しますが、そこに医療と言う利を得ることが出来る行為があるからこそ、違法性阻却として、その行為の違法性が排除されます。敢えて、そこにリスクを冒すベネフィットが、危険性を冒す利益が、あるからです。


危険性ばかりを見つめていれば、レントゲン一枚さえ、血液検査すら、出来ません。




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*1:抗癌剤自身が、癌の引き金になる可能性、というのは「効能が時に真逆の害を引き起こす可能性を内包する」という現象としては、非常に分かりやすい例だと思います。ちなみに、CT にも発癌のリスクはあり、研究論文もあります。