luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

少し前の議員のセクハラ発言は、詰まる所、多数派の少数属性の踏みにじりに尽きる。

以前、話題になったセクハラ発言。
私は、結局のところ議会自体が男性議員の勢力が強く、女性議員自身の発言を軽視しても構わないという心理が生んだものであると思う。
その後に、判明した各所の発言の掘り起し、判明した発言議員の謝罪発言詳細が、事態を理解していると思えないものであった処などを見ても、実際、事態を理解できていないのである*1し、その理解で正しいのかと思う。
結局のところ、これら発言を修正し、日常的なセクハラ発言を減少させて、まともな環境を取り戻すためには、そういった発言をしてしまえば、議員生命が危ういような情勢にもっていかないと、なかなかまともな状態になっていかないのではないか。 そして、日本の環境は、そこに至るにはまだまだ道は遠いのでしょう。


こういう事を言っていると、じゃあ女性勢力が増えて、男性を迫害しだしたらどうするんだ、なんて珍妙な事を言いだす人が出てきて、頭が痛くなる。
そういう事態になるに至るほどには、女性の勢力はあまりに弱体であって、そもそもがそんな事態が予想出来ない、というのが一つ。もう一つは、冒頭に言った通りに、多数派の少数属性の踏みにじり、という理解なので、本当にそんな事態が到来した場合には、その際には立場が逆転し、その批判すべき属性が変わるだけの事なので、全然問題ないでしょう。
反論にならない反論が出てくること自体、そういう問題の状態を、正しく理解できていない、という状況の表れでもある。

*1:つまりはその場を謝罪で逃れればよいとする一時的な対策に過ぎない。