[えるかふぇサイエンス宴会]飯島先生とベントス料理を食べよう - TwiPla の予習記事です。
ちなみに、ベントスというのは「水域に生息する生物の中でも基質に生息する生物の総称*1」です。対比する概念には、ネクトン、プランクトンがあり、それぞれ、水底から離れて生息するネクトン*2、水中を漂うプランクトン*3となる。
ベントスと言われて、私が連想する海中生物は、ハゼ、タコ、エイ*4、ネムリブカ、エビ、カニ、貝類などですね。ナマコ、ウミヘビ、チンアナゴ、ウツボなんかもそうです。
私自身は、海に潜る趣味を持ってました*5ので、これら名前を挙げた生物は、ほぼ全部の生態を目撃しています。反面、学術的な研究については、体系的な知識を得ている訳ではないので、疎いですね。
これらの海中生物の行動様式はなかなか興味深いものがあり、例えば多くのハゼはエビとの共生を営んでおり、巣穴はエビが掘っています。その間ハゼは何をしているかと言うと、周囲監視です。エビはあまり目が効かないので、自分の触角をハゼに触れて、ハゼの危険信号を「感じ」ながらの行動になっています。ちなみに、ハゼはかなりの怖がりで、海中で接近する際にも非常に慎重にしないとすぐに巣穴に逃げ込んでしまいます。
エイや、ネムリブカなどは底の砂地に横たわっている事が多いです。エビ、カニ類に関しては、足で動く海中生物ですので、まさにベントスですね。ウツボは岩陰から頭を覗かせている事が多いですし、チンアナゴなどは砂地から頭を覗かせて、プランクトンを食べているといわれています。