luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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被災地の二次受傷による自殺、について。

勿論、二次受傷に限らず自殺の要因はあり、それぞれに対策は必要です。


今回の記事は『震災の二次受傷による自殺をどうしたら防げるか - Togetter』を受けての、日常生活の指針についてです*1
なお、こういった記事を書く際にも、『http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/kanren.html』は心に留め置く指針でもありますので、こういった記事が、事象を誘発しないようにすることは大事です。

http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/images/tebiki.gif

http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/images/tebiki.gif

該当のまとめ、『震災の二次受傷による自殺をどうしたら防げるか - Togetter』にもリンク資料はあり、以下にリンクを示しておきます。

災害派遣組織や職員向けの惨事ストレスマニュアル
災害ボランティア向けの惨事ストレスマニュアル
東日本大震災に関連した自殺を防止するための取組の一層の推進

下記は、私が示した資料*2です。危機介入に際した資料で、PTSD に関する資料も、他ページにあります。
危機介入の理解と対応の流れ | 事件、事故、災害時の危機介入のための資料室
PTSDとは何か | 事件、事故、災害時の危機介入のための資料室

下記は、見る際にフラッシュバックに注意してください*3
「あの時」 を学ぶ - Togetter

一般的に、PTSD も、心理的なストレスも、意識できる際にはカウンセラーにかかるなど、実際の行動をとり易いです。
それでも、普段元気な人、自己の経験上、心身の健康に自信がある人は、カウンセリングを軽視する傾向が見られますので、そういう方々はカウンセリングも、健康診断と同様に、自身の健康を大きく損ねる前に行っていく、日常の健康増進の行動の一つ、と捉えていただければと思います。
ただ、意識できる場合は良いですが、人の日常生活のふとしたことから来るフラッシュバックや、多忙な仕事*4にかまけての自己体感の喪失から来る健康問題というのは結構あって、悪い循環になると、心身の健康を損ねます。
なので、意識して、「今、自分が何を感じているのか」「今、自分が何をしようとして行動しているのか」という、日常生活の自己体感を感じることに努めてください。
「体が痛い」とか、「暖かい」とか、「寒い」とか、心の動きであるのであれば「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「辛い」という感情に気がつくこと、そして、その感情が何から来ているか、を考えることで、自分がどういう状態にあるのか、意識すること*5
それが、自分の体調変化や、ストレスに気付くことに繋がります。...また、それを考え、感じることで、生活感や、幸福感も感じることが出来、副次的な効果ではありますが、ウツ要素の回避に繋がる場合もあります。
日常生活を幸せに営むこと、そして、それを営むために、自分の感情や体感を豊かに感じることは、人生を充実したものにします。...無為に生活するのではなく、意識的に幸福を目指して行動し、生活すること、それ自体が悩みを遠ざけますし、悩みを生じた際に気付くことも容易にします。
どうか、自己の体感を感じることを大事にしてください。


最後に。
どうしても、ストレスや悩みや、自己喪失感を突然に感じてしまった場合の、緊急的な解決法を書いておきます。
まず、泣いてしまいたいなら、泣いてしまっても構いません。泣くことは、それ自体ストレス解消となる場合があります。...また、可能な限りは笑うことを試みてください。笑う行動で、顔の筋肉を使うと、その行動自体が良い感情を誘発する場合があります*6
どうしても、自己に溢れる負の感情に、身の置き所がない時は、自分の腕で、自分自身を強く抱いてみてください*7。一時的であれば、それで治まる場合もあります*8

*1:と書きましたが、基本的に「二次受傷」はあまり関係ないと思います。二次受傷が考察される対象がある、というだけで、基本的に日常生活の指針は同じだと思います。

*2:この資料自体は、NY 同時多発テロに際して作成されたものです。

*3:震災に関しての、心理的な記載があります。自己の記憶の追体験が、誘発される可能性があります。

*4:これは自分の悲しい記憶を忘れるために行っている場合もあり、そういう場合には根源的に、何かのショックがそういう仕事への姿勢を生じている事があります。こういう内容はカウンセラーに自己体験を話し、分析しないと分からないこともあります。そういう意味でも、カウンセリング行動は重要。

*5:言い換えると、そういった感覚が麻痺していないか、日常生活において自分を省みること、でもあります。

*6:自己嫌悪ばかり生じる場合には、逆効果なので、無理に続ける必要はありません。 この内容は特定の行動の習慣が、良い感情を誘発することがあるので、そのために記載しています。行動がきっかけで、好ましい感情が生まれること(正確には「感情を思い出す」の方が、近いかも)があるのです。

*7:ハグし合える相手がいる場合には、そっちの方が良いかも。私が書いているのは、一人の時の場合です。

*8:治まったら、衝動が弱いうちに、医療機関でのカウンセリングを忘れずに。