luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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今日は忙しいので、昨日調べていた甲状腺関係の情報メモを紹介。

日本保健物理学会 Japan Health Physics Society JHPS

SPEEDIのデータなどから甲状腺の被ばく線量が高くなる可能性があると考えられた地域について, スクリーニングが行われ, その結果、この調査において甲状腺等価線量にして100mSvを超えるものはいなかったと報告されています(文献:日本原子力委員会, 小児甲状腺被ばく調査結果に対する評価について(2011)

甲状腺等価線量から全身への影響を表す実効線量に変換するときは,0.04を掛けることになっています。したがって、甲状腺等価線量が100mSvの場合、実効線量は4mSv相当となります。

http://radi-info.com/q-1648/

私自身は特に問題視はしていないのだけど、実際の実測データがどんな値だったのか、確認しておきたかったので調べてみました。
なお、実際の福島県の全数検査が行われており、『平成23年度 甲状腺検査の結果概要(平成24年3月末日現在)』がその途中結果のようですね。
事故直後の「放射性のヨウ素の放出」を問題にされる方が多いのですが、日本人のヨウ素摂取って、海藻類の食材による、摂取過剰の傾向が強いですね。
そういう場合、そういう時期の食材を仮に口にしても、関係器官に取り込まれない、という事も言えます。この関係についての資料を調べていたのですが、ちょっと見当たらなかった。なので、ここら辺は記憶に頼って書いてます*1
資料はないのですが、確かそういう理由で、大きな問題になりにくい、という話でした。元々、チェルノブイリでは住民はヨウ素不足で、汚染された牛乳が長期摂取され、それで甲状腺に取り込まれた、ということのようですよね...。

追記。
ひとまず、『福島第一原発による甲状腺被曝は心配ない? - Togetter』を見つけました。...なお、コメント欄で「荒らし」が発生しているので、そこを読むときには注意。
後、『甲状腺等価線量と実効線量について(放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説)』も参考になります。

福島の甲状腺検査については解説が、『http://fukushima-mimamori.jp/thyroid/』などで読めます。

*1:資料、見つかればリンク追加します。