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ビジネス文書にも、ちゃんと心は見えますよ。

...まあ、ある意味自戒も込めて、なんですけど...。


新入社員になった皆さん、ビジネス文書に四苦八苦してませんか?
また、古参の社員、さらに派遣社員や、アルバイト、NPO法人、公的組織の方々、色々と堅めの文書を書くこともあると思うのですが、慣習に流れて、硬直した文章を書いていませんか*1


今日は、公的な文章についての話を、ちょっとだけ。
ビジネス文書や、顧客先へのメール、依頼文書、お礼状。場合によっては決まりきった文章が並んだりしますよね。...でも、あの文章、書いた会社や本人の心が透けて見えることがある、というのは意識される事が少ないように思う。
勿論、制約や決まりごとによって、自由意志で書いてないことも多いのだけど、選ぶ文章、告げる内容、色んな会社(組織)の色んな文章を読んでいく経験をすると、書いた人の心が分かるものもあります。
分かりやすいのは、その人の信条や実情、感情などが具体的な文章として、形式句の他に添えられた文書*2。...そういう人が率いた組織は、何気に構成要員が生き生きと呼吸しているような組織だったりして。
また、逆に、もうこれ以上ないというほどに、決まりきった陳腐な文章を、何度も何度も繰り返す文書もあります。...そういう人が所属した組織は、他の人が書いても、言わなければ分からないほどに、没個性的だったりする。行動も固定的で予測でき、会話も同様で、必要がなければ、あまり会話したくもないくらい...。


ビジネス文書は決まりきったものである、という固定観念で接すると、なかなか気付きにくいけど、ビジネス文書のやり取りにも、書いた人の心が見えてくるものは、しっかりと存在しているんですね。
自社の経営者や、他の会社の上級管理職、例えば代表取締役や、組織の最高責任者などでも、不思議な交流が生まれる事もあり、ビジネス文書や、仕事上のやり取りでも、意外な驚き*3というものはあります。


新しく会社に入った、社会人として経験の浅い人だと、ビジネス世界が、そういう深い世界がある事に気付きにくいかもしれないけど、経験を積んで、自己の色が出せるようになったら、少し、そういった面にも視点を向けて欲しいと思う。
ビジネス文書にも、その人個人の心が透ける文章は、しっかりと存在しています...。そういう文章に出会うと、やはり、仕事も、人の心が動かしているんだなあ、と強く意識します。

*1:まあ、公務の場合は制約も多いと思うけど、書き方によっては自由度、案外あると思う。まあ、部署や公務にもよるとは思うけど。

*2:とある代表取締役のビジネス文書でした。

*3:まったく別系統の話ですが、『NIFTYの中村明氏 | 世界の片隅で小さな声で申し訳なさそうに「スティール!」と叫ぶ! - 楽天ブログ』という、有名な逸話もあります。私も、お返事貰ったことありますよ。