人の行動の結果に対して、安易に「甘え」と言いたがる人が居て。
例えば、疾病*1、犯罪の被害者*2、課題失敗者*3などに対して、「本人が原因」と言ったりします。
まあ、公平世界仮説*4という、原因帰属に関する心理概念で大抵は説明がつく、戯言だったりしますけどね。
賢明な人は、そんな安易な言葉を使わずに、慎重に状況を分析します。
その人を取り巻く状況はどうか。行動決定時に知りえた事実はどうだったか。その後に知った事実を、行為者が後付で記憶に加えて、責任を過度に感じていないか、もしくは周囲が過度に負わせていないか。
無論、行為者が過度に無責任な場合もありますが、それは事実関係を記載し、行為を評価すれば分かる。
行為を一般化して、安易に「甘え」と断じることではないので、その部分を混同しないように。
そういう背景があるので、他人を安易に批判する人はあまり信頼しない。
そういう他人の確証バイアスの陥りやすい心理を軽視する人は、私は信頼しない。
関連リンク
『Just-world hypothesis - Wikipedia』
『偶然の結果に理由を求めてしまう心理を表す用語を教えて下さい -例えば- 心理学 | 教えて!goo』
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