今日のエントリーは自己感情が混じるので、論理的には矛盾してしまうかも知れない。一応、前もって言っておきます。
さて昨日、何か色々がん闘病関係で騒ぎがあったようですね。
実際には既に削除済みになっているようなので、今まで紹介を避けていた、『http://720.jp/kojyo/』を紹介します*1。
実は、この頁を見はじめた時に、ブックマークのコメント群『はてなブックマーク - この文章は削除いたしました。(妻が亡くなるまでの全てと、その後の僕の全て)』に、違和感を覚えていた。
何だろう、何だろう、と思っていたが、前に書いた、この内容に似ている、と思い当たった。
→『感動も良いけど、その周囲事情も考えよう。...「なでしこ優勝」についての考察。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック』
→『感情だけ充填すると、こんな事にも。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック*2』。
何だろ。感情に走りすぎて、何か、現実に起きることからズレていっている感があったんですよね。
がんの闘病に関しては下記にしめすような事実もある。これを機に知ってもらっても良いように思う。
既に生存の道が見え、今後は生きるために生活を考えなければならないのに、それを阻んでいる、社会の偏見がある。
こちらの方が現実的な脅威であり、理解者が戦うべき壁*3であるように思う。
『https://aspara.asahi.com/blog/hiroba/entry/RHVN6ZFjoP』より。
それでも、職場や学校では病名をはっきり言いにくいといいます。
「白血病」と口にするだけで、「不治の病」というレッテルを貼られてしまう、そいういう決めつけで相互理解への糸口の切れてしまうのがつらいと訴えます。
これまで、悲劇のヒロインが白血病に亡くなっていくようなドラマがありました。
昔の医学水準では難しい病気ではありました。今では画期的な治療法ができたのに、一般の人がもつ病気の印象は昔のドラマのまま。これが、病気への理解を妨げている一つの要因ではないかと指摘する患者さんもいました。
https://aspara.asahi.com/blog/hiroba/entry/RHVN6ZFjoP
『がん患者・経験者の経済支援と就労支援に関する意見書』より。
しかし、がん患者の「社会的な痛み」の軽減、すなわち経済支援と就労支援に関しては記載がなく、取り残された領域であったのが実情です。
http://jcan.e-ryouiku.net/bookfile/youbou1108041.pdf
経済支援に関しては、特に長期にわたって継続して治療を受けるがん患者の負担が大きく、治療の継続が出来ない、生活設計が成り立たないなどの理由から、治療を中断・中止せざるを得ない患者もおり、「金の切れ目が命の切れ目」という状況にあります。
『http://www.cancer-work.jp/purpose/』より。
わが国でがんと診断された人の5年生存率は54%に達し、がんはもはや「死に直結する病い」ではなく「長くつきあう慢性病」に変化しています。医療政策やがん研究の分野では、がんと診断された人が社会人として長期的な自己実現を目指す“がんサバイバーシップ”の考え方が重要視されるようになりました。
http://www.cancer-work.jp/purpose/
その感情、行動は本物ですか? それは当事者に本当に役に立ちますか?
参考文献
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関連リンク
『http://720.jp/kojyo/』
『はてなブックマーク - この文章は削除いたしました。(妻が亡くなるまでの全てと、その後の僕の全て)』『感動も良いけど、その周囲事情も考えよう。...「なでしこ優勝」についての考察。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック』
『感情だけ充填すると、こんな事にも。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック『https://aspara.asahi.com/blog/hiroba/entry/RHVN6ZFjoP』
『がん患者・経験者の経済支援と就労支援に関する意見書』
『http://www.cancer-work.jp/purpose/』