東日本震災以降、復興と共に、原発事故に関する話題も多い。また、それに伴い、近未来の電源供給源、エネルギー対策も論じられている。
今回は個人的に追いかけている次世代エネルギー供給剤、燃料剤として着目されている、バイオエタノールを取り上げる。
なお、今回は入門編であり、総括的、かつ概念的な内容となる。
参考書は、入門書である下記の書籍を参考とした。値段も手ごろであり、内容も平素で、次世代の内容*1や、バイオエタノール自身の課題*2にも触れており、とても参考になった。
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バイオエタノールに関しては、ブラジルなどではかなり普及が進んでいたり、特定の技術については、アメリカ等で実用化*3されていたり、なかなか興味が湧く話がある。
日本では、サトウキビ由来のバイオエタノール生産や、改良酵母、バイオエタノール生成に適する植物の改良、芝などを材料とした第二世代バイオエタノールの生産の話題もある。第一世代のバイオエタノールに関しては、食料との競合があるため、今後は第二世代バイオエタノールの生産が目標とされているが、この中には菜種、ひまわり*4を原材料にしたプラント案も存在する。
今後も継続して取り上げる話題とする予定ではあるが、今日は紹介にとどめて置く。
関連リンク
『http://www.media-kiss.com/yamaguchi/content/koregaiitai/22.html』
『出光、三菱商:非食料バイオ燃料量産、100億円投じ工場−日経』
『コラム - 緑のgoo』『バイオマスエタノール - Wikipedia』
『バイオディーゼル - Wikipedia』
『ジメチルエーテル - Wikipedia』
*1:バイオエタノールに関しては、第三世代までの記載がある。また、次世代燃料である、バイオディーゼル燃料(BDF)、ジメチルエーテル(DME)などの記載もある。第二世代エタノールに関しては材料によって、前処理が必要となること、例えば草から作成する場合には、セルロールを分解しやすいようにする処理が必要となる。
*2:燃料対応のエンジンの開発の問題、燃料供給の際のエタノールに含まれる水分の分離の問題、エタノールからの水分分離の難易度など。
*3:アメリカはトウモロコシ由来が多かったので、飼料との競合が起きて、話題となった。なお、経済的な話題になるが、飼料の高騰に関しては、話題となったときでも、必ずしもバイオエタノールだけが原因という訳ではなかったのは、注意が必要。