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テーマ別アンソロジー「フォーリン・アフェアーズで日本を考える」2010年9月27日に発売予定。

「フォーリン・アフェアーズで日本を考える」(紹介および予約ページ)

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anthology vol.32
フォーリン・アフェアーズで日本を考える
――制度改革か、それとも
日本システムからの退出か
1986-2010

1990年代に日本の企業利益、公益、個人の利益は大きな食い違いを見せ始め、それまでの経済・社会システムはもはや非効率的で現実と符合しないものと考えられるようになった。
企業利益、公益、個人の利益をうまく重ね合わせた日本株式会社はここに崩壊し、90年代以降、企業は利益を求めて国内投資よりも外国投資を重視するようになる。
そして、いまや、高齢社会と社会保障支出の増大、巨額の財政赤字、グローバル・インバランスの調整プロセスとしての円高によって日本はさらに追い込まれ、しかも、日本経済は金利ゼロでも消費者も企業も投資をしない「流動性の罠」にはまっているかにみえる。経済・貿易の基盤である国際秩序の安定を支える日米の同盟関係も大きく揺らいでる。もはや政界再編や状況対応策では問題解決はおろか、先送りさえできないだろう。
必要とされているのは、グローバル世界の現実を踏まえた上で公益と企業・個人の利益を確保できるような制度改革、新たな制度設計ではないか。
日本というシステムの改革を求めて声を上げるか、それともシステムから退出するか。問われているものは非常に大きい。

http://www.foreignaffairsj.co.jp/shop/shop-A32.htm

実際には四カ月にわたって特集したものを、一冊にまとめたもので、既に2009年の10月号から、2010年の1月号にかけて刊行されたものの再編纂となるようだ。発表は、1986年から、2010年。最近評判になった、カレル・ファン・ウォルファレンが書いた論文*1もある。
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[フォーリン・アフェアーズ リポート2009年10月10日発売号]
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[フォーリン・アフェアーズ・リポート 2009年11月10日発売号]
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[フォーリン・アフェアーズ・リポート 2009年12月10日発売号]
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[フォーリン・アフェアーズ・リポート2010年1月10日発売号]

*1:1986年1月号「諸君」に掲載されたようだ。