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各所の書評を見て、少し考えたのだが、彼女のその後を見て、それをこの書籍とつなげて批評するのは、後知恵バイアスそのものとなるから*1、彼女の現在を単独で批評するのならともかく、この書籍と繋げて批評するのは、ちょっと違うのでは、と思った。
書籍というのは、Web と違い、その時点で更新が停止する、記念撮影の写真のようなもの*2であるから、その瞬間の感性として、どうであったか、が重要であって、その後、どうなったか、は、書籍自体の評価とは違う。その後に発表した、その時代の各自の書籍の評価に繋がるとしても。
...そういう意味では、この書籍は、現地ドキュメンタリー的な位置づけの本だと思う。