luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

一時期、バカの壁、って話題になりましたが。

まあ、これは一般事項なので、他ブログのコメントだが、以下に、自己コメントを引用
http://d.hatena.ne.jp/numachinomajo/20100602/1275454583#c

ちなみに、元話題の方ですが「わら人形論理」のように見えます。
「自分が、そう仮定したら」という話で、「本人が**と言った」という部分の解釈を、何か取り違えて解釈しているように見える。

これって万能の論理で、よく言った言わないの話で問題になると思うのですが、本来、本人の言っている意図をちがえて解釈するのは、解釈した人間の側の思考を変えない限りは無理です。

人間の認知って、当然受け取り側がします。
「水の伝言」のニセ科学の時の話に置き換えると分かりますが、水が意思を表明している訳じゃなく、人間が意思を読み取っている、という事ですよね。
で、水は何も思考しないから、はっきり分かるけど、この場合、認知対象も人間だから、一見、相手側も悪いように見せる事は可能(後認知で、そう感じさせる事は可能)だけど、実際、受け取り方によって違えて見えるような言葉の場合は、別にそういう意図はないですよ、と言った側が主張すれば終わるはずだし、実際、そういう意図は全然ないように見える。

それを意図がある、と言ってしまうと、世の中で総ての言動(批判関係)ができなくなってしまいませんか?

そのために、名誉棄損の定義が判例掲示されているようにも思いますが。

まあ、私も自己ブログで言及する時は、あまり変に思われても嫌なので、人物を特定するような描写の際には属性を逆にする(例えば女性なのに男性とするとか、若いのに老人とか、関係ない部分の属性を逆にする)ようにしていますが、そもそも、そういう配慮も本来は不要だと思うし。

まあ、確証バイアスに囚われると、青を赤のメガネで観るように、結局、紫だ、と主張されてしまうので、もはや打つ手なし(受け手の問題)になっちゃうのですけど。

http://d.hatena.ne.jp/numachinomajo/20100602/1275454583#c


...まあ、最後でも言及したが、基本的に特定の妄想に囚われていると、紐の話をしても、蛇に見えてくる、という、困った心理状態になってくるので、本当に打つ手なしになりますが、まあ、そういう場合は精神科の医師に対処していただくしかないのですけどね。


ちなみに、全然別の話をしていて、それが偶然に一致する確率は、実は人間が考えているよりも大きな確率である、というのは懐疑主義とかでも良く話題に出てくる「予知夢」とかの例を読んでみれば分かると思います。
下記の参考文献だと、P.47の下段に出てきます。「他の無数の夢は想起されないが、現実に当てはまるただ一つの夢だけが意識される(内容抜粋を自己編集した)」からなんですよね。
[]


そういう意味で、人が言っている、全然別の事を、自分のこととして見てしまうのは、人間の「誤った思考」なのですが、まあ、気づけない人*1は結局気づけない、と。


なお、似たような話に「急いでいるときに限って、赤信号でつかまる」てな話もありますが、まさにそのタイトルがついた書籍もあったりします。以前にも紹介しましたが、もう一回紹介しておきます。
ま、それこそ、アルバート・エリスの皮肉ジョークじゃないけど、「人間の神経症者の確率は、だいたい100%」ていうのも、ある意味ではオーバーじゃない。*2
[]

*1:何でも信じ込む人、という意味で、ビリーバーと呼ばれたりする。

*2:時々、そう言いたくなる気分になる時もある。自己妄想に囚われて、自己認識を改めない人にたくさん会った時なんかは特に。まあ、その中には真正の精神障害も、多分、含まれているとは思うが、私は専門家ではないので、そっちには言及しない。