luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

今一度、BBC の報道姿勢を賞賛する。

何か、多分、気がついていないか、見えなくなっているかと思うのだけど、BBC の報道姿勢、および原爆被害、戦争についての報道番組、番組制作への取り組み、矜持ともいえる心意気は、そこらへんの放送局が太刀打ちできないほど、高品位なものだと思う。英国のジョークは、理解が難解だよ、という意見があるかもしれないが、そんな事言ったら、日本の娯楽番組を国外の人に見せたら、どうなのか、という意見を、私は持ってたりする。


繰り返しになってしまうので、関連リンクだけ、再紹介する。
また、少しくどくなってしまうが、今回の騒動、および、騒動の元となった番組の意義、効果について、述べておきたい。

関連リンク、再紹介

相互理解の糧となってほしい。BBC の「二重被爆となってしまった、山口さん」に関する番組について。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック
The Unluckiest Man in the World - Videos - QI - British Comedy Guide(削除)The Unluckiest Man in the World - Videos - QI - British Comedy Guide(削除)
#BBC 政治学者 小菅信子@nobuko_kosuge女史らの語る、BBCの『原爆ネタ』関連雑感とそれへの返答ツイート - Togetter*1
BBCの『コメディ』番組(日本でいえば『クイズ形式のトーク番組』)で二重被爆者が取り上げられた件について。(番組内容書き起こしあり) - Togetter*2

なんか、まだ twitter 上で、どうも番組のニュアンスを分かっていない感じのツイートが埋め尽くされてて、心配です。

http://togetter.com/li/92002

まあ感情は仕方ないけど、批判すべきは、BBC だけじゃなくて、批判者自身の煽り、も対象にしたい。いわゆる、論理的には、批判者に帰ってくるブーメランの批判、してませんか? という事です。自分の批判は、時に、自身を同じ天秤にかける事があります。/ どうか、それに思いをはせてください。(どうも、状況がよろしくない感じがする...。)

http://togetter.com/li/92002

実際の映像
→『The Unluckiest Man in the World - QI - British Comedy Guide
多分、発端となったブログ。抗議文と、謝罪文あり。
→『Sweet Showers in April: 勉強、読書、観劇の備忘録: BBCのQIの問題
英語が苦手な方のために。番組中の会話の訳文。
→『BBC「QI」の出演者たちは実際に何を言っているのか? これが「被爆を嘲笑」? - 水川青話 by Yuko Kato
ティーブン・フライのコメントあり。
→『BBCの「QI」が日本の二重被爆者を取り上げたことについて私が思ったこと - 水川青話 by Yuko Kato


山口さんに関する記事
→『http://www.independent.co.uk/news/world/asia/how-i-survived-hiroshima-ndash-and-then-nagasaki-1654294.html
→『The Times & The Sunday Times


BBC 広島ドキュメンタリー(YouTube)
→『YouTube
英国コヴェントリー空襲の日の広島メモリアルイベント
→『2008コベントリーの日の集い Hiroshima Friendship Link with Coventry 広島コベントリー会

コベントリー会関連
コベントリー会
2010年の活動 Hiroshima Friendship Link with Coventry 広島コベントリー会

英国コヴェントリー(Wikipedia)*3
→『コヴェントリー - Wikipedia

過去を振り返り検証する習慣は、素直に尊敬すべき。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック
BBC「二重被爆者侮辱騒動」に関して。 - Togetter

私の仕事(519)二重被爆2011へ・・⑲ | 『二重被爆~語り部 山口彊の遺言』公式ブログ
被爆者の事例に触れたBBCのコメディ番組「QI」への反応&解説など - Togetter
Potters Bar rail accidents - Wikipedia
http://ourmaninabiko.blogspot.com/2011/01/how-i-learned-to-stop-worrying-and-love.html

二重被爆者山口さんを、QI のような番組でも取り上げて構わない理由、逆に取り上げたほうが良い理由*4

基本的に今回の件、批判などの騒動とは別に、多くの人はジョーク番組の形であったにせよ、山口さんの存在を知る事ができたわけです。これが、今回の批判を通じての収穫であり、こういったジョーク番組でも、被爆者を取り扱っても構わない、と私が考える理由です。
...つまり、今まで知らなかった層に、二重被爆の山口さんの情報を届けることができた。これが非常に重要な点です。
この点を考えると、はっきり言って、ジョーク番組で、こういう題材を取り扱うべき、とさえ言えるかも知れません。日本の同様の番組で、英国の重要な情報を知る事があるかも知れません。
そういう想像をすると、山口さんの件を、QI で取り扱ってもまったく構わないし、今回の件は非常に重要な、情報告知という効果の側面を持っているという事になります。


今、私が返信した認識を、日本で怒っている人たち、特に山口さんの遺族に届けられたら、と思いますが、感情が邪魔して、今は難しいかも。

関連リンク
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/01/24/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%BF%80%E6%80%92%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%9F%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA%E7%95%AA%E7%B5%84/
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012401000820.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00191752.html


...なお、日本側のこの感情が生んだ、とある反応についての懸念に関しては、夕方か、明日あたりに、記事掲載予定。

*1:私自身のコメントあり。

*2:番組に関する説明あり。私自身のコメントあり。

*3:なお、「コヴェントリーの悲劇」と言われる、チャーチルの逸話は、陰謀論に類する俗説とされているので、注意してください。

*4:昨日の私の twitter から編集。