luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

年の最後に、ちょっとした所感。〜私の身近のある患者の決意、と結果。〜

2010-12-28』『2010-12-29』の私のコメントを集めた。
あとで、少し補足情報と意見を述べることにする。

luckdragon2009 2010/12/28 08:31
そりゃ、誰の腎臓でもよければアレですが、実際には「拒絶反応」ちゅう大きな壁もあるわけだし。
生体だって、二つあるから、って簡単にはいかんだろうし...。(ため息)

まあ、そんなもんです。(簡単でスミマセン)

luckdragon2009 2010/12/28 14:13
まあ、最終ステージの医療の話ですからね。

可能な限り好意的に考察をめぐらせば、腎症*1も最終ステージに至ると、そういう非常に悲しい状況に立ち至るわけです。> 人工透析か、移植か

実際に事故等でなってしまう場合も含め、疾患でそういう状況になった方々には、お気の毒な話となりますが、そこまでのステージを一生懸命、症状を進ませないように、自己管理を努力されている方々に関しては、結構怖い現実が待っていることを周知していただき、「そうならないように、がんばりましょう。」という話に、この話が出たら、そういう話に内容を持っていくのが、この報道の唯一の利用方法かもしれません。

身近では、幸い、腎症に至るに進行した知り合いはいませんが、もし、生活習慣病で、その疾病の進行管理を安易に考えている人がいたら、自己管理の大切さを説きたいと思いますし、自分も「生活習慣病検診で、要注意の数値がもし出てきたら、自己管理については、深く考察をめぐらせよう。その良い機会になった。」と、今は自分の気持ちを切り替えています。

自分が高齢になった時に、自分の体がどうなっているかは分かりませんが、可能な限り、透析とか、移植とかを考える事態とならないように、自己の健康管理を考えよう、と今は思ってます。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20101228

luckdragon2009 2010/12/29 13:52
私の身近な例ですと、ブラック企業(いわゆる過重労働系)に勤務して、糖尿病を発症し、最初はコントロール不全状態だったのですが、一念奮起して、ブラック企業と勤務体系で戦ったら、その会社からたたき出された方がいます。
そこまでは不幸だったのですが、元々、結構性格ができた奴だったのと、行動を変革するのを何度かやっている経験がある奴(いわゆる逆境で変化する奴?)だったせいもあると思いますが、生活態度を改善し、めでたく真っ当な企業にも昨年就職して、今ではほぼ一般の人と同じような グリコヘモグロビン A1c値を保持しています。

以前は、今では、何か毎日興奮気味な口調で電話してくる奴だったのですが、すごく論理的と言うか、冷静沈着な口調に変化してます。
辞めたブラック企業が、去年倒産するというオマケつき。

ただ、自己管理(食事管理、運動療法、定期健診)を続けているのは、全然ストレスではないけれど、自己管理していると、周囲の怠惰な生活が凄く汚らしく見えてしまうのが、唯一の欠点だ、と言ってました。

最後の視点は、私にはよく分かりませんが、自己コントロールが効いている場合、非常に行動が冷静かつ計画的になる、という利点はあるようです。
> 糖尿病の自己管理を達成した患者

# まあ、一例報告に過ぎませんが...。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20101229

...最後に出した話は、実在の人物で、いわゆる実話である。
彼のことは、結構よく知っているので、数年前まで消息があまり聞こえてこなかった時期は、何をやっているのだろうか? と心配になったものだ。
上記エピソードのとおりに、ブラック企業から脱し、自己行動に制約がありながらも、自己管理をきっちりして、日々をすごしている。
彼の事に考えが行ったときに、時々、感動すると共に、ちょっと悲しい気分になる。彼は、そのブラック企業に勤めていなかったら、現在の疾患持ちになっていたのだろうか? と。
...というのには、私の最近読んだ経営者の書いた本に、「経営者の行動指針と信念の一つは、その企業の勤務者から、勤務状態から推察されるような疾病を出さないことである。」と書かれていて、その病気の一つに、彼の病気がリストアップされていたからだ。


生活習慣病、文字通り、生活習慣で発生する病気だが、人は自分の行動を完全に管理できるか、というと、多分、それは無理だろう。
友人、家族、そして、とりもなおさず、日々の糧を得るために勤務する、企業の経営者の、勤務者への理解あってこそ、自己の行動は管理可能だ。
...多分、それができない企業は、例え一見経営上の数値が健全であっても、実際には、健康的な最低限の生活を保障する、という場にはなっていない、と思う。

*1:腎臓不全症例、という事ですね。数段階のステージ状態があり、最終ステージに至ると機能停止状態となるため、人工透析が必要となる。