勿論、楽しいから、という基本感情はあるのだろうと思うけど、提言が持つ『相手に意見を公知させると共に、考え、最終的には同意して、有意義な行動をしてもらう』という目的のために、とても有効な方法だと思っている「イグ・ノーベル賞」です。
『2010年イグノーベル賞決定! | Chem-Station (ケムステ)』より
さてさて、気になる化学賞はいかに・・・・?
受賞者: 英国・石油会社BP
http://www.chem-station.com/blog/2010/10/2010-2.html
受賞理由: 『油と水は混じらないという古い定説を否定した』
...これは、あのメキシコ湾石油掘削施設での爆発事故、海底油田からの大量石油流出、あの事故の事ですね。なかなか痛烈な皮肉ですね。海洋規模で大々的な実験をしたんですね? というブラックジョーク。
まあ、最初の発端はよく分かりませんが、事態に対する対応は最悪。
事故管理センターの映像は編集されたもの。暴言は相次ぎ、対応策は??な感じで。
まあ、関係者には、いろいろ言いたい事はあると思います*1が、これを教訓に、今後の事故再発防止、防護策のプラン蓄積に役立てて頂きたいものです。
...ちなみに、イグ・ノーベル賞、日本での受賞も結構多いそうで。不思議な研究というのは、世の中にはあるものなんですね。自費の研究はともかくとして、研究費が出ているものも、まあ、あるのでしょうね...。
関連リンク
『2010年イグノーベル賞決定! | Chem-Station (ケムステ)』
『2010年メキシコ湾原油流出事故 - Wikipedia』
『イグノーベル賞日本人受賞者の一覧 - Wikipedia』
*1:当然、表彰式には出てこないと思いますが。