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司法改革についての無責任な言説は、法務職に対して失礼、かつ誤解流布になるのでは?

匿名評論家?・・・Twitterもどき(11月1日午後9時30分): 弁護士のため息

なんていうか...本人、制度の根幹とか、弁護士増員の結果とか、弁護士会の制度保全の費用負担とか、就職斡旋の努力とか、果ては弁護士会の各発言、提言だとか、全然調べないで書いている印象を受けました。*1

該当の書籍を読んだ、というエントリも読みましたが、あまりに内容が印象論というか、エビデンス引いてない内容で呆れました。(実際、弁護業務の実践は、依頼者次第なところもある。司法改革についても、法務省の法務職地方偏在の分布や、各法務職の現状調べないと、なかなか意見も言えませんし、私は、それができていないので、迂闊に意見を言わないようにしているのですが...。)

言っている方は、気分よいかもしれませんが、これじゃあ、弁護士業務や、司法改革に関しての意見具申を行っている方々に関して、あまりにも失礼な物言いだと感じました。

ちなみに、私は今の単なる増員を目標とした司法改革には反対の立場です。

個人的な見解としては、法務業の必要とされる人数と種類の現状とのアンマッチ、および、法的救済が必要な場合のアクセスの容易さの不足、が問題と考えています。
...よって、安易な増員はすべきではないと考えています。

投稿: luckdragon2009 | 2010年11月 2日 (火) 07時44分

あ、補足です。
私の感想は「ちきりん氏の記事法律の専門家のお粗末な説明能力(Chikirinの日記)」の方を読んだ感想です。

小林弁護士のほうではありません。

投稿: luckdragon2009 | 2010年11月 2日 (火) 07時47分

http://t-m-lawyer.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-6b44.html

関連リンク
2010-10-21*2
2010-10-31


2010-10-20*3

関連リンク(弁護士による教育制度の考察)
司法修習貸与制雑感 - 三文disk

*1:これ、よく考えたら、人の適当な固定観念に頼った「早すぎる一般化」という、詭弁論法でしたね。かなり乱暴な、コールドリーディング。まあ、法務業務って、実務者以外は、あんまり内容を知らないので、知らない人には「そんなものだ」と思わせてしまう意味でも、結構危ない論法のような気がする。他の専門職では、医師とか航空機パイロットみたいな高度な専門職でもそうだけど。

*2:何か、真面目な話、弁護士さんたちには、意図的にスルーされているか、忙しくて真面目に取り合う気がないようにも見える。ま、そういう意味では、私のようなのがコメントしたのは、良かったのかも。友人たちは法務業ですし...。

*3:本エントリと似た内容を、ここのコメント欄で記載している。この時には、給付制廃止はまだ未定だった。