luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

無知の知 〜分からない時には、分からない、と言っていい。分かったつもりになるよりは。〜

活動や発言に責任をもつこと - 感染症診療の原則

メディアのチープな正義感、一般市民のヒステリーは常にスケープゴートを求めるので、自分で調べて考えた方がいいよといいます。

http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/51391dfd5128d852002208bfb9c7ba43

私は、この騒動(安部英医師の件)を実は知りません。
何故なら、私はマスコミ情報をあまり好きではなく、新聞テレビもあまり見ない人だからです。
でも、多分ですが、そういう情報漬けになっている人にとっての「事実」って、何だろう、と思えてしまうのです...。人がスケープゴートを求めてしまう心理までは理解しますが、それを実際に発生させる行動はイケナイと思います。
何故なら、本当の原因は、そうそう単純に割り切れるものではない事の方が多いからです。帝京大といえば、最近は、アシネトバクター*1で、またまた変な報道がされてました。本当に感染症関係で、マスコミに変な報道*2されてしまう所ですねえ。
はっきり言って、やはりマスコミには責任ある「情報の訂正報道」をしてもらいたい、と思っています。
人は誤りを犯す生き物*3です。その部分の認識は間違えたくない。
[]
[安部英医師「薬害エイズ」事件の真実]

関連リンク
雑感459-2009.1.5「安部英医師がなぜ無罪になったかが分かる−80歳の老医師を痛めつける理由があったのか−」

何故、安部医師をそこまで追いつめなければならないの?

血友病患者に多数のエイズ感染者が出た。それは、非加熱血液製剤の使用によるものだった。被害が大きかった。それは、もちろん大問題である。そういう場合に、誰かが悪かったからこうなったという説明が欲しくなる。それが分かると皆が納得する。悪い奴がいたから、こうなった。あいつをやっつけろ!

中世にも魔女狩りがあった。若い女が、逆さにつるされて火を付けられた。あれと同じだと思う。どこの国にもこういうことはあるが、血友病患者のエイズ感染は世界的な問題である中で、こういうことが行われたのは日本だけだということを肝に銘じて欲しい。こういうことは、エイズ感染者の救済にも、何のメリットもない。

http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak456_460.html#zakkan459

関連リンク2 (名誉回復)
[BPO]放送倫理・番組向上機構の ホームページが新しくなりました。 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090922/1253549968

関連リンク3 (村木さん関連)
http://www.prop.or.jp/news/topics/2009/20090727_01.html

追補(適切でない報道の例)
奈良県の耐性菌の話 - 感染症診療の原則

*1:参考情報→『http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/disease/acinetobacter1.html』『“院内感染=過失”ではない…多剤耐性アシネトバクターとは - 日経トレンディネット

*2:というより、多分、感染症の報道がスケープゴートを作っているのだと思う。豚インフルエンザもそうでしたから。

*3:もちろん、私も含まれます。