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少し後で考えてみたいが...ホメオパス、あかつき問題。〜弁護士の悪影響〜

下に関連リンクを貼ったので、今後も色々考えて行きたいのだが、要は無理やり自己責任に持っていこうとする同意書と、法律的無責任とも言うべき、患者の思い込み*1にもたれかかった責任論が出てきているようだ。*2
訴訟や、病人の死亡などが関わってきているので、自己防衛的な法律論が出てくるのは、可能性としては十分考えられた。
が、ここまで露骨な責任忌避、または、実際に証言した内容の変更、変遷が出てくる、という事を考えるに、ホメオパシーには、ニセ医療的な悪さと共に、詐欺的*3な悪さもある、と現時点では結論せざるを得ない。
何かあっても、過去の自己の行動には責任を持たない、と言う事だ。これは国家資格たる医師が、明確に、自責を自覚し、インフォームド・コンセントの下に真摯に治療に当たる考え方とは、まったく異質のものだ。*4
これを考えるに、やはりホメオパスに、現在医療の忌避を主張する資格はない、と思う。また、現在医療自身を批判する資格もないと思う。何かあったら、私の責任ではない、と逃げ回る言説は、まったくもって信頼する事はできないであろう。
ホメオパス、ならびにその支持集団は、自己の無謬を主張するあまりに、自己の無責任さを露呈した。
一見、相手の事を思いやるような言葉をかけていながら、自己の責任が及ばないような沢山の方策を、弄している事が、これで明らかになったのだ。

関連リンク

*1:言語外に心理的な誘導があったとしても。

*2:こういうのは、催眠商法の一種だよね...。だから、都民消費者センターとかから警告が出ている訳だ...。

*3:明確な証明がなされた訳ではないので、言説には慎重になりたいが、記されている内容を考えれば、社会的に言って利を成さない、そういう側面があると考えざるを得ない。

*4:医師の同意書などでも、患者の完全な自己責任を異様に主張した同意書はない。必ず、医師の治療方針説明とセットの、患者の同意書となる。単独で自己責任とは言われない。