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山口県、助産師ビタミンK投与の偽告知と、記述偽造の民事訴訟に関して、実名報道についての考察

少し刑法を勉強している関係で、実名報道がなされていない事*1を考察してみたのだが、犯罪的な行為の起訴時の報道*2に関して、推定無罪の観点から、実名報道をすべきではない、と良く言われる。
しかし、よく考えてみると、元々、この実名報道自体も「推定無罪*3」の実態が広く一般に知られており、基本的な態度として定着していれば、実名報道しても、実際のところ、証拠や実態が明確になっていない状態という認識でいれば、問題はない。
基本的な問題は、単なる情報の推理状態にすぎない状態を、まるで、その時点で犯人が確定したとか、犯罪状態が明確である、と取り扱ってしまう事に問題があるのであり、本事件もそれが嘘か誠かをしっかり見極める事が出来ていれば*4、実名を報道しても問題はない、という事になる。
なお、嘘の見抜き方については、下記のブログ記事など、参考になるかと思う。*5

参考リンク
正直は最善の策 - ハスカップジュニアの備忘録
ウソをつくなら - ハスカップジュニアの備忘録
ウソの見破り方? - ハスカップジュニアの備忘録
(7/15未明追記)やっぱりw - ハスカップジュニアの備忘録

*1:医師関連の事件だと、訴訟開始時点で実名報道がされているにも関わらず、現時点でまったく実名報道はされていず、また、情報の詳細も伏せられている。

*2:今回は刑事訴訟ではなく、民事訴訟ではあるが。

*3:裁判で有罪確定するまでは被疑者に過ぎず、また、裁判で判決が確定するまで、刑法上も無罪推定される状態として取り扱われるのが、法治国家としての本来の姿勢である。

*4:実際、それができない幼稚な方々が、大人の顔をして行動しているのが困った事なのだが。

*5:ちなみに、助産師の事件で、嘘をついたのは助産師だと私は確信している。関連団体が基本的にどういう態度であったか調べれば明白であろう。この事件だけ特別にそうしなかったと考えるのは、かなり無理がある。よって、再度の問題が発生しないように、この助産師の名前を実名報道すべきだ。