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新型インフルエンザ関連報道に関し、違う視点を提供

足立政務官バッシング関連

足立政務官へのマスコミ報道に関し、かなり冷静な見方で分析し、解説を加えている記事がある。
ここに「医療ガバナンス学会」より一部、掲載する。...また、リンクを貼ったので、全文はそこで見てほしい。(他にも良質な記事があります)

まずはワクチンに関する効果の話です。最初に話題となった接種回数ですが、一回打ちの場合、場合によっては効力が薄い場合があるのです。関連の文章を一部掲載します。
http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/files/Me_Blog_cf01_01.png?d=.png


また、報道に関してですが、私は実際の一連の報道を細かく分析していなかったのですが、こうあります。
http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/files/Me_Blog_cf01_02.png?d=.png
つまり、足立政務官側からの視点はまったくもって報道されていない、という事ですね。
また、この匿名の厚労省高官っていったい誰よ、という事もあります。確かに内部告発が匿名で行われることはありえます。が、それは、その内部情報が秘匿されており、その内容が正しく、一般に情報提供を必要とされる場合、です。
しかし、匿名告発というのは「まったくの嘘ということもあるので」、必ず、内容検証がされることが必須です。
私も内部告発の内容検証に関わったことがありますが、確証バイアス*1に左右されないように、必ず正反対の視点で分析することを要求され、それができない内容は、基本的に受け入れられません。
一部の心無い人たちではありますが、人を陥れるために、大嘘をつく人たちがいます。そういう人たちがいる以上、内部告発といえど、必ず正しい、なんて馬鹿なことは言えません。情報リテラシーを普通に考える人であれば、ここの部分はすぐに気が付くはずです。...よって、検証されない内部告発なんて無意味です*2


引用した、掲載の後半部分、本題の議論に戻っていますが、ここで述べられているように、本来は政治の話ではなく、国民の健康に関する医学的考察の話です。まったくもって、マスコミ報道は、内容が偏っているとしか思えません。肝心な情報は結局、何も伝わっていないのです。*3


なお、引用しませんが、記事の後半部分には、WHO の実際の立ち位置、その発言の意味、また、一連の報道に関するコメントや、実際にはどうすれば効果的か、と考察が続きます。ぜひ、全文を読んでみてください。


また、関連の記事として、下記の記事も併読をお勧めします。


追記:岩田先生のブログに、一回打ちにしたい根拠の文章があがっていました。少し迷走の感があり、報道も回数変更ばっかりの視点で、どうも医学的な考察がないので、本ブログでも紹介と共にリンクしておきます。私の立ち位置/感想としては、Yosyan さんのところに書きましたが、以下の通りです。
http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/files/MeBlog_091115_01.png?d=.png

ワクチン生産に関連して、医療現場からの意見

10 mL-バイアル に関しては、こんな内容もあることを、お医者さんの安全管理の面からコメントされています。ぜひ、読んでみてください。


[written by luckdragon2009 / 2009/11/15 10:05]

*1:どちらが正しいか確定してしまう危険な心理

*2:内部告発者を陥れるための「内部告発を装った内容」なんて、日常茶飯事です。内部告発者が信用されない原因となり、二重に真の内部告発者を苦しめます。

*3:別の内容ですが、「舛添大臣」と本筋とは全然関係ない国会議論に関する報道をした例も最近ありましたね。